せっかくのお盆休みだというのに連日の雨。
お天気自体には良いも悪いもないとはいうものの、お出かけされる方にとってはやはり晴れであってほしいですね。
さて、昨日の続き「ダイヤモンドの知恵」についてです。
アメリカの大学を優秀な成績で卒業した著者が奨学金を利用してインドでチベット仏教を学んで、最高位の「ゲシェ」になりました。それだけでも稀有なことなのですが、さらに学んだことを現実社会で実践して成功をおさめよ、という新たな課題を申し渡されます。
その時に、仏教の聖典ともいえる「金剛般若経」の叡智を使い、まさに金剛(ダイヤモンド)を取り扱うビジネスに挑もうと決めたというわけです。
その結果、アンディン・インターナショナル社のダイヤモンド部門をゼロから始めて、世界的な規模に成長させ、年間数百万ドルの収益をあげるまでにした、そんな成功物語(時々失敗しかけも)が、ここには描かれています。
そしてこれは、彼が特別だからできたわけではなく、誰でも彼のしたように実践すれば、必ずや成功が訪れるというのだから興味深いですね‼
ここには、従来のお金に対するイメージとは、正反対のものがあります。
「お金」、と聞いて皆様が思い浮かべるのはどんなイメージでしょうか。
または「お金儲け」と聞いたとき、どんな感じがしますでしょうか。
ちょっと連想ゲームをなさってみて下さいね。ゲームの間、こちらをご覧ください。
〈雨に打たれても元気な、庭のムラサキシキブのお花です。緑色の小さな実も見られます。美しい紫色の実になるのが楽しみです。〉
さて、「お金」や「お金儲け」について、私は自分とは無縁な感じにとらえていました。また、お金持ちという人々に関しては、「ケチ」という言葉とセットに捉える言葉も聞いたことがあって、そうなのかなぁと思っていたりもしました。
しかし本来お金には「きれい」も「きたない」もないのです。
精神世界を重視する人が成功する、とか、お金を儲けることは不適切とみるのはアメリカや西欧諸国(おそらく日本も)の考え方で、仏教の教えではお金自体を悪いものとはみなしていないそうです。
むしろ、お金を持っている人はお金がない人よりも多くの善をすることができると考えます。
重要なのは、清廉潔白な態度でお金を稼ぐこと、そして、お金がどこから出たかを知り、流れをとめないこと、またお金に対して健全な考え方を維持することです。
そうすると、お金を稼ぐことは豊かな精神世界の一部となる、というのです。
そして大切なのは、お金を稼ぐことで心身が疲弊しないこと。ビジネスで健康を損なうのは本末転倒で、心身の健康を保つことこそ意義がある、つまりお金を楽しむことが重要、という考え方です。
さらに大切なのは、そのビジネスには何らかの意義があったということ、つまりは社会に貢献できたと思えるかどうか、です。
これは何もビジネスでなくてもよいわけで、思い通りのパートナーと出会うことであったり、あらゆる人間関係を改善したり修復したりできる、つまり人生を成功させるための法則なのです。
そして、物事は「空(くう)」であるということ。
「空(くう)」だとしたら、何が現実を変えるか。それは私たちの潜在意識なのです。
潜在意識とは、「心の記憶」です。
一般に因果応報を言われるものと似ていますが、少し違っていて、全ては自分自身に由来するという考え方です。
具体例は、本をお読みになればたくさん示されていますので、どうぞお読みください。
本の最後に55ページにもわたって、この本を読んで実践させた世界の方たちの力強いメッセージが寄せられています。その方たちに共通するのが
ひとの成功を応援したことが自分の心の記憶となって自分の成功となって花開く、という物語です。
ひとを応援するとは、友人の事業の支援をした、従業員の報酬を増やした、他人が何を必要としているかを気に掛けるようにした、他者がそれぞれの目的に到達できるように手を差し伸べる・・・などなどです。
そして自分の心と向き合う方法に瞑想があります。心を平らかに保つことで、ひらめきを得ることもできます。
どうぞ一度この本を手にとってご覧になってください。
そして、最初に私がやったようなように飛ばし読みや、思いつき読みをするのではなく、どうぞじっくりお読みになることをおススメ致します。
みんなが成功したら、この世は本当のパラダイスになりますね。そしてそれも実現可能です。
勝ち×負け ではないからです。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。