暑い一日でしたね。仕事帰りに電車に乗ったら冷房が効いていて気持ちよかったのですが、しばらくしたらくしゃみしてしまいました。そしたら前の席に座っていた男の子ふたりに大笑いされてしまって、つられて私も大笑い。小学校4年のお兄ちゃんと2年の弟くんだそうで、このふたりのおかげで楽しいひとときとなりました。
ちょっと寝不足でどこでもすぐにでも眠れる感じだったのですが、楽しくっていっきに目が覚めました!
「楽しい」と感じる心って万能のように思います。同じやるなら「楽しんじゃお‼」というのがモットーです。
つまらなさそうにしている人を見ると、もったいないなぁと思います。でも若いときはカッコつけたり、気取ったり、イキがったりしてしまいますね。渋い魅力っていうのもありますけれども、やはり楽しい雰囲気は人を集めますね。何より健康によい気がします。
いま「世界ふしぎ発見」という番組を何年かぶりにみていますが、セネガル人は楽しむのが上手な方が多いようですよ。
喜びを身体全体で表現して踊りにしてしまったり、パーティーがあるとやってくる人がいるそうです。「褒める人」だそうです。ひとりひとりを褒めて回って、ご祝儀をもらってまた別の集まりに向かうのですって。みんなでよい雰囲気をつくりあげていく人たちなのでしょうね。
勉強するにしても、「むずかしいー!」と思って取り組むよりも、「面白いかも♡」と思って取り組む方が成果が出るといいます。根拠もあるそうですよ。
記憶をつかさどる「海馬」にいたるまでの通り道も、「面白い!」と感じる方が広くなると聞きました。人の話を聞くときもリラックスして聞いた方が案外記憶に残りそうですね。
つまらないより「楽しい」方がリラックスできるから、凝りも軽減できそうですね。実際、笑うことで身体の筋肉が緩んで肩こりも軽くなるそうですよ。風邪ひきも背中が凝り固まることが原因だったりしますから、風邪予防にも「楽しい」は効き目アリですね。
極限状態においても「楽しい」ことを心に描くことで精神の健康を維持したということが伝えられています。「夜と霧」です。強制収容所に送り込まれたユダヤの人たちは悲しみと絶望とで肉体の死の前に既に相当な苦しみを味わったことでしょう。
が、そんな悲痛な中においても、冗談を言い合ったり感動したり会話を楽しんだりした人たちもいたそうです。少しでも明るく、楽しくという方法は有効であったようです。元気のない者から死に向かわされたとしたら、精神の健康維持を心がけたやり方で命拾いした方もいたのも納得できます。
「夜と霧」の著者ヴィクトール・フランクルは「人生はどんな状況におかれたとしても生きるに値する」と考えた人ですが、強制収容所から奇跡的に生還できた理由に「楽しみを見つける心」の存在をあげています。精神医であったフランクルが自らの経験を踏まえて語る内容はどんなものよりも説得力がありますね。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。
きっと楽しいことがあなたを待っています!