「欠点はチャームポイントに成り得る」話

ちょっぴり気のはやい紫陽花が花をつけているのを、今朝ご近所で見かけました。

真夏日となった今日のような日、紫陽花たちはどんな会話をしているのでしょうね。

「ちょっと暑すぎじゃない?」

「早く梅雨のシーズンがやって来ないかなぁ」

「ひからびちゃうよ~」

なんて声が聞こえてきそうです。

 

さて、最近いろんな分野の方のお話を聴くチャンスに恵まれています。

自分の枠をどんどん広げていこうという思いでいると、異業種の方たちの集う場所に参加させてもらえるのです。

 

人前で話をするために必要なことは、わかりやすさと面白さ、だろうと思います。

できるだけ簡潔に、できるだけ簡単な言葉で、を心がけるのは、相手の目線でものを見ることにつながると思います。

アメリカの大統領選でみごとクリントン氏に勝利したトランプ氏も、大衆がわかる簡単な単語を多く使用したから支持を広げたんだ、といわれています。

フランで勝利したマカロン氏も、高校時代の演劇部の顧問教師だった奥様にいろいろなアドバイスをもらったと言われています。母親くらいの年齢の奥様は、身振り手振りから教えてくれたことでしょう。

 

そして、面白さ!

いったん笑いに巻き込んだら、あとは受け入れてくれそうです。

笑いによって、心の窓が開くからですね。

 

では、どうやったら笑いをとれるのでしょう?

 

それは、何やら醸し出す独特の間合い、とか、一般的には欠点である特徴をそのまま出していけることかなと感じました。

昨年から引っ張り凧の「斉藤さんだぞォ」の斉藤さんは、頭の毛がひかえめなことを逆手にとって、かえって売り物にしてしまいました。

日頃からハゲはちょっと・・・というお嬢さんも、斉藤さんなら楽しくつきあってしまうのかもしれません。

 

韓国のアイドルが好きで、ハングルを自主的に学んでしま女子高校生がけっこういます。

そんな彼女たちの話を聞くと、たどたどしい日本語で一生懸命に話すアイドルたちに胸がキュンとなるのだそうです。また、ファンサービスも手を抜かないようです。余計、人気になるわけですね。

 

たとえば結婚式などのスピーチでも、流暢でみごとな流れの話は素晴らしいけれど、感激で言葉が詰まったり、なまりがあったりするものは、温かさや感動がかえって伝わって魅力になります。

 

欠点と通常みられることをチャームポイントに変換できるのは、欠点にまさる人間力かもしれません。

そうすると、欠点を補おうとするよりも、人間力をつけることこそ目指すところなのでしょうね。

人としての魅力、といってもよいでしょう。

 

では、どうやったら「人間力」「人としての魅力」は備わるのでしょう?

それはいずれまた。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。