広大無限な宇宙が、実は手の中にもあると聞いたら皆さまはどう思われますか?
乙女のように純真なハートの持ち主なら「わぁ、すごい!」とわくわくなさるかもしれませんね。
ドライで懐疑的な方だと「そんなの詭弁にすぎないさ」と思われるかと思います。
知性派の方は「そうかもしれないね」と案外受け入れて下さるかもしれません。
また詩人のあなたは「フランス語では母(mére)の中に海(mer)があり、日本語の「海」の中には「母」がいるのだから〈三好達治の詩より〉、宇宙に住む人の中に宇宙があるとはまるでポエムではないか」というかもしれません。そんな人はいないかな?
どんなタイプの方にも共通した私たち人間の日常は、懐疑的になろうとしても、Wonder(不思議)に満ち溢れたWoderful(ステキ)なものです。
そもそも生命の誕生って限りなく神秘です。数千万個から数億個ともいうとてつもない数の精子が過酷な旅を続けるうちにどんどん淘汰されて、卵子までたどりつけるのはたった一つ、その選り抜きの精子と女神のように待ち受ける卵子とが結びついて命が宿るという奇跡・・・私たち生命体は全てそのようなドラマチックともいえる経験をしてこの世に誕生しているのです。
月の満ち欠けと潮の満ち引きが生命誕生に関わっていることも面白いですし、月の周期が生命に及ぼす影響も興味深いです。人間を含めたあらゆる生命が宇宙や天体の動きと密接に関わっているからこそ、西洋占星術も四柱推命も成り立っているのだと言えましょう。
この世に生まれ出たそのときの星の並びでその人の宿命が決まるというのはWonderfulなことですね。よく「〇〇な星のもとに生まれた」などど言いますが、西洋占星術のホロスコープというのは、生まれたときの太陽がどこにいるかでその方の星座が決まります。今の時期なら牡羊座の生まれとなりますが、同じ牡羊座でも、生まれた時に月はどこにいたのかで内面の性格が異なってきますし、金星(ヴィーナス)の位置で好きな女性のタイプが決まるといいます。また火星(マーズ)の位置で好きになる男性のタイプがわかるともいいます。
この星が手の中にあるというのが実は手相なのです。そうです、手のひらの中に宇宙があるともいえるのです。以下、東明学院で教わったことの最初の一歩をご紹介します。わかりやすく図解したものが右(下)の図です。
手のひらのふくらみを「丘」と呼びます。それぞれの「丘」の場所と簡単な意味は次のようになります。
★金星の丘(美の神ヴィーナス)【親指のつけ根と生命線に囲まれた部分】若さ・生命の源
★月の丘(月の神ダイアナ)【手首のすぐ上で金星丘の反対側の部分】ロマン・芸術をあらわす
★地の丘(大地の神ガイア)【手首の真ん中】ご先祖・地元・生まれた土地・生まれ育ちを意味する
★第一火星丘(軍神マーズ)【親指つけ根の部分】闘争心・勇気・活力・エネルギッシュであることをあらわす
★火星平原【手のひらの真ん中の部分】中年期のパワー・働き盛りの活躍や頑張りをあらわす
★第二火星丘(軍神マーズ)【第一火星丘の反対側】困難を乗り切る忍耐力と自制心を意味する
★木星の丘(全知全能の神ゼウス)【人差し指の下】地位・権力・支配・名誉・向上心をあらわす
★土星の丘(農耕の神サターン)【中指の下】もともと農耕の収穫→堅実・勤勉・こつこつ努力することの意味
★太陽の丘(太陽神アポロン)【薬指の下】明るく輝くことから、人気・幸せ・満足をあらわす
★水星の丘(商人・旅人の守護神マーキュリー)【小指の下】財産・流通・コミュニケーションを意味する
それぞれの「丘」のふくらみ・盛り上がり・色つやなどでその部分のエネルギーを見ていくことができます。また、複雑そうに見える「線」も、どの「丘」からスタートしてどの「丘」に達するかで判断できるのです。この画期的な手相の鑑定方法を編み出したのが東明学院院長の高山東明先生なのです。
この見方のおかげで、わかりにくい私の手相も読み解くことができるようになりました。実践鑑定できるようになるまでには、もう少しの勉強と研究が必要です。今しばらくお待ち下さいませ。
あなたの手の中にも宇宙があるという話、納得していただけましたでしょうか。