大谷翔平選手が大リーグのエンゼルスに決まったというニュースが新聞やニュース番組を賑わしていますね。
赤いユニフォームに身を包んだ大谷選手の爽やかな受け答えに、アメリカのエンゼルスファンたちも浮き立っているようです。
さて、その大谷選手がエンゼルスに決めた理由を聞かれて、「縁を感じた」と答えているのが印象的でした。
人事を尽くしたあとは天命に任せたということでしょう。
テレビ電話で入団を交渉したのがエンゼルスだとも語っていました。そこまで熱心にしてくれたのも何かのご縁だというのでしょう。
若い人が「縁」という言葉をさりげなく用いていることに新鮮な驚きを感じています。
我が家では、今年社会にでた娘が一人立ちするとのことで、昨日父親である夫と物件を探しにいって、一日で入居する所を決めて帰ってきました。
なんでも自分で決めてきた娘ですからきっと自分の考えできめるのだろうと思っていましたが思った通り。
驚いたのは、何件か探した物件が、どこも母親であるこの私に馴染みの土地であったということです。
ここ多摩地域に生まれ育った娘にとっては、ほぼ馴染みのないところといってもよい場所です。潜在意識の中にちょっとだけ潜んでいた可能性はありますが。
具体的にどのように馴染みであるかというと・・・
1つは私が10代の頃通っていたプロテスタントの教会のある町。(しかもそこは私の母の実家と近いのです)
もう2つは結婚するまで私が巫女をしていた神社のある町。(しかもそこは私の弟がかつて住んでいた地です)
さらに残り1つは、馴染みの土地ではありませんが、たまたま昨日私が二胡の先生方の演奏会を聴きに行っていたホールのすぐ近くなのでした。
そうして驚いたのは、2件の不動屋さんのうちの一つは、私の小学校のときの同級生の親族が経営しているお店だと、名前を聞いてすぐにわかりました。
この同級生とは私とつながりがあるというよりも、私の母とそこのお母様がかなり仲良くしていた、そんなお家なのです。そんなことから、既に亡くなって仏さまになっている私の母が、しっかり娘を守ってくれているんだなと感じています。
「決めてきた!」と帰ってきた娘に住所を聞いてまたまたびっくり‼
なんと私が生まれ育った家の住所の番地と数字の並びがほぼ同じなのです‼
10代半ばからは、何でも全て自分で決めてきた娘。
母親である私に何かを尋ねてくることなどほぼなかったに等しい娘。
買い物に一緒に行ったとしても、私はついているだけ、決めるのは本人。私の方が「これどうかしら?」と聞くことはあっても娘の方から聞かれた覚えはないのです・・・
それなのに、初めて一人暮らしするにあたって探していた場所が全て私に関係のある土地であったことは、本当にびっくり仰天なのでした‼
「ご縁」と「仏さまのお守り」を強く強く感じる出来事でした。
わたくしに関わるお話を最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。