今シーズン大流行しているドラマの筆頭に「逃げ恥」があります。「逃げるは恥だが役に立つ」の愛称です。
ご覧になってらっしゃる方も多いかもしれませんね。
男と女がいれば簡単にくっついてしまう時代ではない今、好きなのになかなか男女の関係に発展しないカップルたちの思いや行動を丁寧に描いていて共感を得ているドラマです。
一緒に生活しているのにずっと敬語で、「家事代行」とか「火曜日はハグの日」とか色々なルールをこしらえる中、互いの存在が欠かせなくって・・・今日は最終回でした。
「真田丸」が最終回を迎えたばかりなのに、「逃げ恥」も終わってしまい、久しぶりにテレビもいいなと感じ始めたのに一抹のさみしさを感じています。
ガッキーこと新垣結衣が演じる「みくりさん」はこれまで見たこともないような立ち位置の女性でした。可愛いのに、それを全く武器にしない、平成の時代が生みだした実に透明感のある、面白いキャラクターなのです。
その相手役の「ひらまささん」を演じているのは、「真田丸」では家康の息子という難しい役を演じた星野 源という歌手でした。主題歌の「恋」という曲も、登場する主だったメンバーでのダンスと共に大ヒット!
今年の忘年会の出し物は、ピコ太郎の「PPAP」か「恋ダンス」かの二択に決定という程の流行です。
この二人のやりとりは、ある意味理屈っぽいところがあって、一つひとつの自分の感情や行動に意味づけや理由づけをするのです。好きなら言葉はいらないという世界ではなく、全て言葉で説明していく・・・昭和の時代にどっぷり浸かっている方には、少々めんどくさい応酬が毎回繰り広げられていました。
さて、最終回の今日は(そうとは知らずに娘が見ているので同じ空間にいるから見ていて気づいたわけですが)主人公の「みくりさん」と親しい「ゆりさん」という石田ゆり子演じる47歳独身(でも間もなくそうではなくなるかも)の女性が、若さだけが売り物(?)の女の子に語るセリフが説得力がありました。
それが「たくさんの呪いから自由になる」という言葉です。
人は誰でも年を取る、若くても必ず40歳、50歳になる。だから「年を取ること」を嫌っていてもやがて必ず忌み嫌っている40歳、50歳になるのなら、「年を取ること」がイヤなものだという「若さに価値を置く呪い」から自由になっていた方がいいよ、というのです。
名言です‼
最終回の今日はほかにも名言がたくさん散りばめられていました。
これ程多くの人を魅了したドラマは、やはり面白いと言われるだけのことがあるなぁと感心してしまいました。
私たちを縛りつけている「呪い」は数えきれないほどありますね。
学歴の呪い
見ための呪い
私には無理、という呪い
「ゆりさん」は「呪い」と上手に表現したけれど、シータヒーリングの世界では、これを「思いこみ」または「思考パターン」と言います。
たくさんの人が同じ「思考パターン」を持つと「集合意識」となって「事実」の顔をして勝手にひとり歩きしていきます。
「思考パターン」から自由になることで、本来の自分を生きていけるようになるんです。
ドラマでは「ゆりさん」は自分を縛っていた「呪い」から解放されて、自分の気持ちに正直になりました。そして自分に思いを寄せて気持ちを打ち明けてくれた17歳年下の「イケメン」との恋を自分に許します。
「呪い」とも呼ばれる「思考パターン」から解放されたら、今とは異なる自分の人生が展開していきます。
決断するだけです。
誰でもできます!
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。