この週末、勤務している高校の学期末試験の採点に追われています。
高校では「国語科」を教えているのですが、「現代文」と「古典」、そして論文やスピーチの指導をする「表現」が主なる柱です。
教える内容は基本がぶれなければある程度の自由が認められているので、日々、オリジナリティを生かして授業することができるのは、本当に面白いことです。楽しくお仕事させていただいていることに感謝です。
我田引水に聞こえるかもしれませんが、生徒たちはとてもよく頑張ります。
というより、頑張るようになるのです。
相手を信じるから、生徒の力を信じているから、です。
できないわけがないと思うこと、とも言えます。
これさえ踏まえていれば、結果は面白いくらいついてきます。
どんな結果かというと、
そっぽを向く子がいなくなる
ほぼ全員の成績があがる
自信がつく
などです。
ですから、一年の終わりには、生徒たちが「自分でないみたい」な自分になります。
「今まで苦手だった古典が面白くなりました」
「何だか自然と自信がつきました」
「国語ってものがわかった気がします」
鑑定もおなじことが言えます。
既に授けられている力が誰にでもあります。
それを発揮するかしないか、だけなのです。
発揮してもらうには、相手をまるごと信じること。
そうすると奇跡が起こります。
要介護3の認定を受けた義母のお世話を日々しています。
洋裁が趣味で、コートまで自分でこしらえるくらいの技術を持った義母ですが、
今では縫物どころか、洋服の着方がわからない状態です。
でも年が明けて、ノニジュースの効果なのか、私の鬼嫁ぶり発揮の成果なのか、
最近はお茶碗を洗う、食卓のお箸を並べるなどに加え、
もう一度文字を書いてみようという意欲が起こってきています。
私が日々かけている言葉は、「やろうと思えばできるからね」というものです。
口癖だった「めちゃくちゃになっちゃった」とか「なぁんにもできない」などは
最近はめっきり言わなくなりました。
どこまで回復するかなぁ、楽しみです。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。