スクリーンは映すもの、そして隠すもの

この夏の台風の被害、尋常ではないですね。

被害に遭われた方々のご苦労は想像にあまりあります。

ちょうど台風のときに北海道にいたという同僚が、実際の被害の状況はテレビに映し出されてない!と憤っています。目の前で実際に経験した人には、何とも物足りない報道のように感じられるようです。

昔生徒と読んだ読み物に、「スクリーンとは、事実を映し出す物であると同時に事実を隠す働きもするものだ」というのがありました。

確かに、更衣室や保健室などにある「スクリーン」には、姿を隠す役割がありますね。

報道されること、されないこと。

報道しようとすること、わざと映さないもの。

「スクリーン」にはその両方の側面があることを知らないと、と思います。

せめて、映し出されたものが全てではないことを知っておく必要がありそうです。

これからそういう認識をしておかないと、事実を見誤りそうな、そんな気がします。

本日もおつきあい下さいましてありがとうございました。