リオでのオリンピックの開催日が来月5日と間近に迫る中、ブラジルの治安の悪さが「ひどいことになっている!」と現地入りした選手たちが情報を送ってきているそうです。
なんたってブラジルは大統領が汚職の疑いでお仕事をしてない状態(職務停止)なのだとか。警察官はお給料が支給されないから仕事をしない。しかもギャングがはびこっているから、警察の仕事は命がけ。お給料がなく命の危険だけは十分すぎる程ある仕事、誰がやるでしょうか。一日に何百件という強盗事件が起きているというのですから、リオに行くとは無法地帯に足を踏み入れるようなことなのかもしれません。
オリンピックがいざ始まったらいつも通りにテレビは競技の中継をやるのでしょうが、ここまで治安の悪いことが前評判になっていて、応援に行く方たち、撮影クルーや、そもそも選手たちの安全は守られるのか、心配は尽きません。
ジカ熱の心配もありましたが、実はブラジルは南半球なので今は冬で蚊の発生もそこまでではないとも言われています。それがホントならよかったです。
4年に1回のこの世紀の祭典のために頑張ってきた選手たちには全力で臨んで成果を発揮してきていただきたいですね。
「国の威信をかけて」臨むオリンピックは、せっかくのスポーツマンシップが政治と結びついてしまって危ない方向に向かいそうですが、スポーツ本来のよさが味わえるオリンピックになるとステキです。
世界というキーワードを挙げたときに、争いの為の競技ではなく、平和のためにオリンピックが活用されていってほしいなと願います。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。