今日のテーマ、野球の話ではありません。
エネルギーの整え方のお話です。
日本の学校では、授業が始まる前に「挨拶」をしますね。
挨拶のとき、きれいな姿勢で挨拶をしてもらうために私はちょっと面白いことを言います。
それが「軸を真ん中に通してね」ということと「しっかり地面のエネルギーを感じてね」の二つです。
最初生徒は面白がっていますが、こちらが本氣だとわかるときちんとやり始めます。
そしていったんやってみると気持ちがよいことを体感するので、次からは自分たちでやるようになります。
センタリングとは、Sentering、つまりセンターを通すことです。
自分の体の中心軸を真っ直ぐに整えることなのです。
だらっとしていると楽なように思いますが、実は真ん中の軸を通した方が楽なんですよ。
そして、中心だけブレないようにすれば、あとは手足の力は抜いてよいのです。
軸が整うと、自然と「やる気」が起きてくるものです。
本当はできたら顔の表情も大切ですが、これは意外と難しいと感じています。
にこやか・穏やか・和やかな表情ができる子は、言わずと自然としています。
固い表情の子を柔らかい表情にするのは、結構大変です。
DNAレベルか、もしくは先祖からのレベルか、代々「だまされないぞ!」とやってきた家系の子に、いきなり「口角あげてにこやかに」と言ってもなかなかできるものではないからです。
それくらい人の無意識レベルの感情って根強いのです。
その子が心の底から、「柔らかい表情であること」を渇望しない限り難しい問題です。
「だまされないぞ!」なのか「バカにされないわ!」なのかは個人セッションをしてみないとわかりませんが、そういう思いでいることやそういう表情でいることには、きっと何らかのメリットがあるのでしょうね。
さて、センタリングの前に実は、足の裏でしっかり地面を踏みしめるということが必要です。
それがグラウンディング、そうGroundingです。
たとえ実際に踏みしめるのが教室の床であっても、しっかり地面を踏むということは大事です‼
地球の大地はエネルギーの塊ですから、そこに足を置くということはそれだけで大地のエネルギーを共有することになるからなのです。
極性の問題だから、実際には床でもほぼ同じことが起こるのです。
とはいえ、エネルギーの強い場では、はだしで地面を感じることはパワーをいただけますけどね。
たかが「挨拶」ですけれど、やらされてお行儀だけよくやっているのと、自然と身に付いてやるのとでは違ってきます。
これをやり続けると、こころがだんだん整っていくのです。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。