シータヒーリングの師匠からすすめられて「ダイヤモンドの知恵」という本を読んでいます。
最初にすすめられたのは今年の春だったかな。
そして私の癖で、何冊かの本を並行して、しかもざっと読み飛ばしてわかった気になる、というそんな読み方をしたのでした。
先日、「もう一度読み直してみて!」と言われて、今度は熟読しています。
表面だけ流して読んだことを見抜かれてしまったのでした。何ともお粗末!
さて、今度こそ真剣に読んでいると、読んだだけで身に付いてないことを実感します。
師匠、さすがです‼
この「ダイヤモンドの知恵」の著者、ゲシェ・マイケル・ローチ氏は、アメリカ人です。
プリンストン大学を優秀な成績で卒業した彼は、在学中にはホワイトハウスで大統領メダルを授与され、大学から付与された奨学金でダライ・ラマ法王の亡命政府があるインドのダラムサラの仏教大学で、チベット人のラマ僧から教えを受けるにいたったという変わり種です。
そこには相次いで母や弟など愛する親族を失うといった出来事が関係しています。
20年に及ぶ厳しい修行と試練を経て、1995年、彼はアメリカ人として初めて仏教学の最高学位の「ゲシェ」を取得したのです。
そんな時、彼の直接の師僧、「高貴な僧院長」にビジネスの世界に入ることをすすめられたのだそうです。
つまり、仏教の教えを実社会で試しなさい、ということです。
そこで、数年前の瞑想中に心に浮かんだ「ダイヤモンド」をビジネスにしよう!と決めました。
ダイヤモンドを漢字であらわすと「金剛石」です。
そう、「金剛般若経」と深いかかわりがあるのです。
正式には「能断金剛般若波羅蜜多経」で、
英語では「ダイヤモンドを断ち切る完成された智慧の経典」と呼ばれるそうです。
この書物は、現存する世界最古の印刷物で、グーテンベルク聖書より600年前の西暦868年に唐で木版印刷されたものが大英博物館にあるそうです。
中身はというと、あの仏陀が2500年も前に説いた教えが書き記されたものなのです。
それ程貴重な文献がチベットの僧院や図書館によって守られていたのが、中国のチベット侵攻によりそのほとんどが破壊され、ほんの数冊だけがチベット国外に持ち出されることができたのです。
ヒマラヤ山脈を徒歩で越えるという、亡命チベット人たちの過酷な旅がそこにはあったといいます。
つまり、「ダイヤモンドの知恵」とは、普通にしていたら知ることもできない貴重な書物からいただく知恵のことなのです。
そんなの関係ない?
いいえ、とんでもない‼
ここには人生を成功に導く教えが説かれているのです。
この本に書かれた通りを実践していったら、必ずや自分の生きたい人生を生きることができる、というわけです。
チベット仏教ではダイヤモンドとは、森羅万象に秘められた潜在性のことで、「空(くう)」のこと。
つまり、「空」を知ることが、ビジネスや人生における成功の鍵を理解していることになるんですって。
続きはまた。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。