チームワーク

青空と緑の眩しさに、藤の薄紫色の花が上品に映る季節となりました。

その一方で、吹く風が寒く感じられるこの頃です。

お仕事をされてる皆様も、お仕事する家族を見守っている皆様も、お元気でお過ごしでしょうか。

 

 

学校は大型連休を控えて、あともうひと息というところです。

そんな今日、学校をあとにしようと思いましたら、「会いたかったぁ❢」と手を振ってきた人が・・・

近づくと数年前に卒業した元生徒だった子でした。

たまに直接指導したことはないのに、慕ってくれる子がいたりします。

 

その子は今、テレビ局でADの仕事をしているのだそうです。

テレビ朝日の朝の番組の、芸能人の要望に応えるコーナーの担当なのだそうです。裏方として働いてくのは好きな仕事なのだけれど泊りでの作業が多くて、恋愛なんかしてる暇がないんです、とうったえる瞳は実にキラキラしていました。番組作りはチームプレイなのだそうで、仕事そのものは「大変」な程充実しているようです。

 

さて今日は、走るように一生懸命帰ってきました。家で「担当者会議」なるものがあるからです。

「担当者会議」とは、介護を必要としている義母のことを、介護に携わる代表者が集まって、現段階での様子や今後の方針について話し合う場をいいます。

具体的には、本人と、中心になってお世話をしている私、そしてケアマネージャーさん、義母が通っているデイケアセンターの相談員さん、さらには介護に必要な物(義母の場合は四点杖)を用立てて下さる福祉用具の会社の方、の計5名が集まって現状と今後について話し合うのです。

今の義母の状態は「奇跡」と言えるようなものなのですが、そういう状態を保っていけるようにそれぞれの専門分野が意見の交換をしあう場なのです。

どちらかというと人と交流するのが得意とはいえないタイプの義母が、日曜日を除く毎日、ケアセンターに通っていることは「奇跡」だと私は思っているのですが、そこには優しく見守り寄り添って下さるケアマネージャーさんと、ケアセンターのスタッフの方たち、殊に義母の様子を考慮しながら日常の様々なことを提案して下さる相談員さんの存在が大きいのです。

さらに杖は今現在「四点杖」というものを使っているのですが、その点検にちょくちょく訪れて下さる介護用品の会社の方の存在も有難いのです。なんたって「足の代わり」になるものなのですから。

 

そんなわけで、昨日の担当者会議には義母本人と私のほかに3人もの方が都合をつけて集まって下さって、義母は大満足のご機嫌でした。

ひとりの人を介護するのに大切なのは「チームワーク」であると、つくづく感じ、感謝した夕方のひとときとなりました。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。