ついに昨日7月22日、ポケモンGOが日本に上陸しました。
ポケモン関連のクリエイティブな仕事に就いていた友人が、アメリカでポケモンGOが流行りだしたタイミングで、フェイスブック上で情報を提供していました。アメリカのニュース番組に、夢中になって放送中にカメラに気づかずにゲームにとりつかれている様子が映されていたのもつい先日のこと。
日本でも昨日配信開始となったポケモンGOとは、スマートフォン向けゲームのことです。スマホでどこにどんなポケモンがいるかという位置情報をつかみ、現実世界を舞台にポケモンをゲットするゲームなのです。
アメリカでは開始から一週間で、ユーザー数が6500万人を超えるヒットとなり、その経済効果が期待されています。日本でも、マクドナルドが全国の全ての2900店舗にポケモンGOを登場させ、ゲームのアイテム(道具など)を入手できるサービスをすることで、売り上げアップを狙っているようですし、既に効果が出ていると聞きます。
米グーグル社から独立したゲーム開発会社ナイアンティックが、任天堂とその関連会社ポケモンと協力して開発したこのゲーム、色々なところに影響が出ています。
プラスに捉える意見としては、「これを機会に積極的に外出するようになる」「ゲームを共に楽しむ仲間ができる」「ポケモンゲットのために歩き回るのが苦でなくなり体重が落ちる」「何かに没頭する楽しみを味わうことは有効」などがあがっています。
しかし注意すべきことも多く、まずは「歩きスマホ」による事故は容易に想像できます。夢中になって自動車が来るのに気づかない、人にぶつかる、ホームから転落するなど。また反対に運転する側がゲームに夢中になることも予想されますし、早速バイクの運転中にゲームをして捕まったというニュースが流れていました。運転中には心が奪われないようにしてほしいし、運転する側も歩く側も双方で気をつけないといけないなと思います。
そのほかにも、知らぬ間に危険な場所に立ち入っていたとか、個人が特定できる情報を安易に流すことによるリスクもあります。さらにはゲームにかこつけて悪いことを考える人が出てくるおそれもあり、この夏以降、気をつけることが何だか増えた気がします。
この一般大衆に広く受け入れられるものの流行は、今年が気学でいう「二黒土星(じこくどせい)」という大衆・庶民を象意として持つ星の働きかもしれません。庶民の味方として親しまれていたけれど最近ふるわなかったマクドナルドが「二黒土星」の今年、こういう形でまた脚光を浴びているというのも面白いことです。
実際にゲームにはまったら面白いんだろうなぁと思いつつ、そうそう時間がとれないなと思っている私なのですが、最近たよりにしているタロットさんに、このポケモンGOの今後を尋ねてみました。
「とりあえずこの夏、日本に与える影響はどうでしょう」と尋ねると
まず出たのが「カップのⅩ(10)」です。水をたたえたカップが天に虹のようにあらわれる絵のカードです。これは個人を越えたハピネス、幸せをあらわすカードです。
つまりゲームに没入する人たちの精神的な満足感をあらわすのだなと思います。
そして同時に「ペンタクルのキング」も出ました。ペンタクルは「コイン」、つまり「お金」を意味しますし、同時に「現実性」もあらわします。キングは「落ち着いた男性」の象徴ですから、これはゲーム開発に取り組んだり関わったりした側のことかもしれません。
さらに「JUSTICE」(正義)のカードもあらわれました。正義のカードに描かれている天秤は、バランスを意味しますので、均衡を保ちつつ安定して進んでいくのかなとよむことができます。また、ゲームをするひとりひとりという観点でみた場合は、熱中し過ぎず、バランスをとっておやりなさいという意味にも読み取れます。
ひと月が経った頃には、「ペンタクルの6」が出ました。これはじつに不思議なカードです。金貨を「与える人」と「受け取る人」の絵です。これはゲームを「配信する側」と「享受する側」とも読めますし、「支配する側」と「される側」のようにも読むことができると思います。
楽しさに没入する経験は悪くないと思いますが、ゲームに支配されることは避けたいですね。そして何より現実社会の動きに注意をはらっていくことも大切だと私は考えます。当たり前と言えば実に当たり前の話なのですが・・・
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。
そのうち「ポケモン占い」なんていうのも登場するかもしれませんね。好きなポケモンからその人の性格を言いあてる占いです。ちなみに私は「ゼニガメ」がかわいくて好きです。
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