マザー・テレサに会った人

今朝は冷え込みましたね。

それでも昼には夏を思わせる暑さとなりました。

そんな今日の午後、ひと仕事終えたご褒美の意味もあって、町田にある武相荘(ぶあいそう)を訪れました。

 

誘ってくれたママ友のM代さんが車で最寄り駅まで迎えに来てくれて、いざ乗り込むと、まぁ素敵!

運転席で出迎えてくれた彼女は、なんとお着物姿でした‼

ガーデニングを始め生活そのものを愛するアメリカの絵本作家にターシャ・テュ―シャーがいますが、M代さんのライフスタイルはまさにターシャのような感じです。

あるいはピーター・ラビットで有名なベアトリクス・ポターも、私の中ではM代さんに通じるものを感じます。

キーワードは「自然」というようなM代さんが、お着物で現れたことに一瞬驚いたものの、数時間共に過ごした今思えばそれこそが彼女にとっての自然な姿なのだと思えます。

 

そんなM代さんを武相荘の建て物の前で、白い萩の花と共に撮影したのがこちら。ブログに載せることを許可してくださいました。


私も相当生まれ変わりを繰り返しているのだけれど、彼女もまた色々な時代に色々な場所で暮らしていたことが想像される人なのです。

ある時はチベットで薬草を作っていたような・・・

またある時は(彼女いわく)イギリスで魔女だったことがあったとか・・・

 

そんな彼女が20代の頃バックパッカーとしてインドを旅していた時、「死を待つ人の家」を訪問したことがあったといいます。

そこは文字通り死を待つような状態の人が最後のときを穏やかに迎えられるための施設なのですが、何かをしたいけれど何をしてよいものやらつかめなかった彼女がボランティア活動でもしようと訪ねた場所でした。

施設に足を踏み入れてボーっと待っていたとき、肩をポンとたたく人がいました。そのおばあさんは「どこから来たの?」と英語で尋ねると同時に足早に立ち去っていったそうですが、肩には電流が流れたと言います。そしてその直後、体がじんわりあたたかくなったというのです。

 

施設内の子どもたちと共に過ごすことが彼女に与えられたボランティア活動だったそうで、活動終了後に御祈りの時間があったそうです。カトリックのミサの時間です。

司祭がいるわけでもなく、そこに集う人がただ静かに祈る空間であり時間であったそうです。

その祈りの中心に、先程肩をポンとたたいた老婦人がいたそうです。

「あ、さっきの人だ!」とM代さんは思ったといいます。

 

それからしばらくして日本に帰り、雑誌をみていたところ、あの時の老婦人が写っていた。その時はじめて、老婦人こそがマザー・テレサだと認識したのだそうです。

 

その後ノーベル平和賞まで贈られ、世界的にも名高いマザー・テレサ。その姿をインド滞在時に知らなかったというのもびっくりですが、知らなかったからこそ、肩に触れられた時に純粋にそのエネルギーだけを感じ取ることができたのかもしれません。

なまじ「著名人」だとわかっている方に触れられたら、エネルギーそのものよりも別のものを大きく感じ取ってしまったかもしれませんものね。

ちなみに彼女が訪ねた「死を待つ人の家」はマザー・テレサが建てた施設であることは言わずもがなですね。

かつて「ロミオとジュリエット」で一世を風靡したオリビア・ハッセ―がマザー・テレサの役を喜んで演じた映画をこの夏ビデオを借りてみたばかりなのですが、神からの啓示を受けたマザーの決断が数々の困難を突破していく様は、様々なメッセージを見る者に与えます。

信念が奇跡を呼ぶ、のかもしれません。

オリビア・ハッセ―が顔だちから歩く姿までマザーそっくりなのもスゴイですよ。

 

さて、今日誘って下さったM代さんがが体験してきた不思議は、本当に面白くてここに紹介しきれませんが、そもそも人の人生ってそんなに簡単に表現できるほど単純なものではありませんよね。

だって、遡れば今回の「人生」だけでなく、前回の、前々回の、さらにまた前々回の人生の記憶または記憶の片りんのようなものを誰でも皆持っているわけなので(忘れてしまっているだけ)、今日の彼女のようにスピリチュアルな感性が発達していると、あれはいつの(生まれの)ことだったけ?ということにもなるわけです。

これだから、人って面白い‼と思います。

そして素敵です‼

 

さらには動物にも植物にも心があって会話することも可能だとしたら・・・

「ドリトル先生」も「ききみみずきん」のお話も本当に起こり得るとしたら・・・

ワクワクしませんか?

 

今年医大生となった彼女のお嬢さんは、かつて彼女がフラーっとインドやチベットを訪ねたように、この夏インドを旅してきたそうです。インドにはアーユルヴェーダがあります。ヨガがあります。西洋医学と東洋医学がドッキングしたとき、何やらスゴイことが起きそうです。

もちろんそのお嬢さんがそこまで確信してインドに行ったかはわかりませんが、何かを求めて行ったことは確かです。

何かが起こる予感がします。

 

ちなみに前回彼女と会ったときに、「アガスティアの葉」などの本を紹介していただきました。

「ガイア・シンフォニー」の第1番、第2番を貸して下さったのも彼女です。

そこから私は大きなインスピレーションを得ました。

 

今回もまた興味深い本を紹介されました、というよりいただいちゃいました。

「水は答えを知っている その結晶にこめられたメッセージ」(江本 勝著)です。

読む前からワクワクしています。

 

人とのつながりって素晴らしいな、と感じた日となりました。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。