今週から古典の授業で、高校一年生と漢詩を学んでいます。
ご存知の通り、漢詩のルールのひとつに「韻を踏む」というのがあります。「押韻(おういん)」と呼ばれますが、一行の一番下の音の響きをそろえるというワザです。
たとえば有名な「春暁」という詩なら
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
「暁」「鳥」「少」の音の響きが同じということになります。
英語の詞でも「キラキラ星」の
Twinkle twinkle little star
How I wonder what you are
Up above the world so high
Like a diamond in the sky
の太字のところがそれぞれ「Rhyme(ライム)」といって「押韻」に当たるのではないかと思っています。
昨日四柱推命の鑑定とシータヒーリングのモニターになって下さった方が、ご自身で作られた英語の詩を送って下さり、そこに「Twinkle」という言葉があったのでこの歌詞を思い出しました。ステキなその方は、いつかご自分で作った歌をどこかスポットの当たるところで歌ってらっしゃるのでは・・・と私は思っています。
最近また「ラップ」が流行っているのだとか。早口でまくしたてるような歌詞は覚えるのが大変だろうなぁと思いますが、あれも一種「韻」を踏んでいるのではと思います。だから調子よく感じられるのでしょうね。
今日はトランプさんの大統領就任にちなんで、ラップ風にひとこと。
歴代の 大統領に なかったようだね リスペクト
ホントはね いろんな見方が 大切なんだよ アスペクト
ツイッター 威嚇の言葉は 確かに鋭い インパクト
短い表現 わかりやすさが 売り物かい それじゃたたのコンパクト
どうやって 君と仲良くしたらいい とりづらいのが コンタクト
お粗末さまでした。
世界の嘆きが現実となりませんように。
天が世界を見守っていてくださいますように。
今晩、チケットをいただいて、昨年秋に「NHK全国音楽コンクール」でみごと4年連続金賞に輝いた日野市七生緑小学校のミニコンサートを聴いてきました。
言葉を大切に、音を響かせているのがよくわかり深く感動しました。1時間程のステージでしたが、曲選びから舞台構成、曲を説明する子たちの日本語の美しさも素晴らしかったです。拍手をきちんと受け取る子どもたちの姿にもまたグッときました。
そういえば先日、小池百合子都知事の前でもその見事な歌声を披露してきたのだとか。小池さん、涙ぐんだそうですが、大人が忘れた大切なものをそよ風のようにそっと耳打ちして教えてくれたように感じました。
七生緑(ななおみどり)小学校というだけあって、若草のような緑色のポロシャツがテーマカラーのようで、選挙で緑を掲げた小池さんは、何か共通点を感じられたかもしれないですね。
みごとな歌声は、毎朝7時半から45分間と土曜日の練習の成果です。特に毎朝の練習は、楽しいとはいえ大変なことだと思います。送り出すご家族の方の協力、そして指揮・伴奏・アレンジの先生方の並外れたご指導あってのことだと感じました。
もともと二つだった小学校が合併してできたのが七生緑小学校。二つだったものが一つに融合するその象徴としてこの合唱団は誕生したのかなと思います。
二つの文化を新たな形としてまとめることができるんですね!
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。