「先生は何してる時が一番楽しいですか?」今日、生徒にいきなりそんな質問をされました。
「いろいろあるけど、人と会ってお話をすることかな」そんな風に答えました。
ひとりでフラッと出かけるのも好きだし、映画を観るのも、美味しいものを食べるのも好きだけれど、やはり人と会ってお話をすることは有意義だし、楽しくかけがえのない時間です。
自分と似た経験話も共感できて嬉しいけれど、反対に自分が経験したことのないことを聞けるのもステキです。
3人寄れば3人分の、10人集まれば10人分の人生経験を聴くことができます。
それは年齢や性別に関係ありません。
最近会った小学生がタヒチアンダンスを習っているという話を聞かせてくれました。
長い髪を一つに束ねて、キラキラした大きな瞳を持つその少女は、ものごころついた頃には体をくゆらせて踊っていたといいます。
髪に南国の花を飾って踊る姿が想像できる、そんな雰囲気を持っています。ステキだなぁと思います。
また、今年になって出会った高校生は、自分もまたつらい経験をしたことがあるからそれを役立てたいと、人に寄り添うことを積極的にやっていると聞きました。
そんな子の言葉は選ぶように紡ぎ出されて重みがあります。
一歩一歩、確かな歩みをしていくのだろうなと想像されます。
自分の好きなことに気づいている人や、何か使命を感じて生きているひとは魅力がありますね。そういう方は老若男女を問わず自己価値を高く持っていらっしゃいます。
自己価値の高い人の言葉は、重みがあります。
その場を仕切ってしまう程ひとりでしゃべってしまう人の言葉は軽い傾向があります。
「語る」と「喋る」の違いですね。
そしてひとりで喋り続ける人の言葉が軽いのは、言葉に価値を見出していないからだと言います。
つまり自己価値が低いことにつながります。
薄っぺらな言葉だと気づいているから、たくさん喋らずにいられないようです。
反対にじっくり語る人の言葉は、重みがあります。
自己価値が高いので、言葉もずっしりしているのです。
そして自己価値の高い人程、人の言葉にも耳を傾ける、そんな傾向があるように感じます。
では自己価値を上げるには?
人にも自分にも否定的な言葉を使わないことかな、と思います。
これは自分を甘やかすこととは違います。
持って生まれた自分の良さや自分自身をまるごと認めることにつながると思うのです。
そして自己価値が高くなると、いわゆる自己実現ができるようになっていきます。
なりたい自分になれる、ということです。
まずは、言葉を大切に💛
そこから幸せを引き寄せることが始まっていくと思います」
言葉には「言霊(ことだま)」が宿っているからです。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。