中学生の底力╰(*´︶`*)╯♡

皆さま、こんにちは。

お変わりありませんか?

久しぶりにホームグラウンドに戻ってきた、そんな感じがしております。

 

実は昨年度一年間は公立の中学校にご縁をいただき、毎日早朝から遅い時間まで学校のお仕事に打ち込んでいました。

毎日が新鮮で、生徒と過ごす時間は感動の連続でした。

授業でのやりとりも、廊下を歩いていてのやりとりも、給食の時間も掃除の時間も、行事で見せてくれる顔も、本当に感動に満ちていました。

 

一つ例をお話しますね。

私は中学では国語を教えていましたので、学校の伝統として毎時間の授業の前にスピーチをしてもらっていました。

原稿をね、一応書いてもらうんだけど、教えている5クラスのうち、「準備できてませんので今日はできません」という子は一人もいませんでした。

私自身が、気が乗らないとやりたくないタイプなので、期日を守ることが得意ではありません。

その代わり、やる気になったら鬼のようなパワーが出てきて一気にやってのけてしまうタイプでもあるのですが、コンスタントに物事をこなすということは今もって大きな課題です。

その「やる気」が、いつ湧き起こるかわからないので、結構自分をもて余してしまうんです。

 

ところが、生徒たちは実にえらくて、教えている200名近くの生徒たちのほぼ全員が、やると言って出来ちゃう!!!

これ、本当に凄いことです。

原稿用紙の使い方とかは何度言っても伝わらない子もいたりしましたが、肝心なのはみんなの前で「話をする」ことです。だからクラスの生徒たちが皆自分を見ている中でスピーチをすることは、もうそれ自体が素晴らしいことなのです。

 

さらにね、彼らの素晴らしいところは、お友だちのスピーチを聴きながら、

①その要点をまとめる

②感想を書く

というこの2つを同時にやってのけちゃうこと。

しかもね、その感想が実に思いやりに溢れているんです。全員「天使ちゃん」ですよ、本当に。

 

スピーチは一年間で2巡しましたが、最初のお題は「中学校で頑張りたいこと」といういかにもというお題でしたので、そうすると内容もややありきたりな感じは免れなかったです。

生徒たち、本当にいい子たちだし、何を求められているか分かるものだから、正解と思われることを書いてくるのですね。

そんな時の私のコメントは結構厳しくて、

「誰が書いても同じ、みたいなのはやめてね!」と何度も何度も伝えました。

 

だって「勉強と部活の両方を頑張ります!」みたいなことって、まるで金太郎飴じゃないですか。正直つまらない、そうも伝えました。オニですね(笑)

 

さて、オニの存在も必要ってわけで、

2巡目からのスピーチは個性発揮!表現力も磨かれ、安心してなんでも話せる空間でもあるから、生徒たちは断然自由に自分を伝えるようになりました。

 

自分の本当の夢やハマっていること、中には部活にムカつく先輩がいるなんてことを語ってくれた子もいました。

勇気あることです。ありきたりでなく、本当に自分の対面している問題を打ち明けてくれるなんて嬉しいことですし、奇跡に近いと私は思いました。

 

「SPY×FAMILY」の魅力を語ってくれた子の影響で、私も観てみることにしましたら、すっかりハマってしまった、なんてこともありました。アーニャの魅力の虜になってしまったわけです。

お母さんがバレーボールやっていて自分も好きになって頑張っている子、

手芸が好きでお母さんに手作りのものを作ってあげたい子、

イラスト描くのが趣味でずっとやっていても飽きない子、

特撮ものが好きで将来は映画監督になりたい子、

どれもどれも素敵で

どれもどれもあたたかい❤️

 

よく世間では「今どきの中学生は」なんてわかったこと言う大人がいるけれど、

負の感情で物事をみるからそのように映るのです。

 

ひとりひとり個性溢れる素晴らしい存在だと思ったら、もうそのようにしか見えてきません。

 

ですから私は言いたい、伝えたい。

実はすごいんです、今どきの中学生は!

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました🎶