今年の動向

いよいよ仕事始めの方も多いと思います。超高齢化社会である今、いつまでも元気で働けることが幸せの一つの形となっていますから、どのような働き方が求められるかを知ることは大切になってきます。

今年は二黒が真ん中に位置する年なので、昨年の急進主義から一転、ゆっくり進めていく漸進の年になるかと思います。昨年大気を支配していた三碧木星はピカっと光って落ちる雷を意味しますから、物事が急テンポで進むことをあらわしました。また、三碧は若者を意味しますので、昨年は若い世代にまつわる話題が多い年でした。若者が起こした若者に対する残忍な事件もそうですし、政治への若者の発言や活動に注目が集まりました。18歳選挙権も一気に決まり、昨年の象意があらわれていました。

それでは今年は?二黒土星があらわすのは、ズバリ大衆です。主婦高齢者を中心とした一般大衆が今年のトレンドになると思われます。政治も年配の方を取り込むことが予想されますし、現にそのような動きも見られますね。昨年半ば強引に進められたやり方が今年は見直され、穏やかな雰囲気のうちに進められるようになるかと思います。

二黒はまた、をも意味します。もともと「母」とは、「家(ウかんむり)」の中にいる「女」ですから、それは「安」という漢字です。「安定」であり「安全」でもあります。しかし、世の中全体を俯瞰するような「安」というよりは、家の中での「安」にとどまるかもしれません。保守的ということです。昨年をあらわす漢字が「安」だったのは、先読みだったのでしょうか。

さて、落ち着いた世代の方たちには、家の中や身のまわりの安定・保守だけではなく、若い世代を育み見守ることも心にとめていただきたいですし、保育や介護などに携わる有為の方たちに安定した収入をと強く願います。

大手企業や経済界も、利己的な財の獲得ではなく、国全体が潤っていけるような「努力」や「辛抱」をしていってほしいものです。

*太字は、二黒土星の象意です。