同居の義母は、いまほとんど毎日自宅近くのケアセンターに通っています。
そこのスタッフの皆さんが実に手厚く、きめ細やかに寄り添って下さるので、毎日喜んで通ってくれているのです。
連絡ノートの果たす役割が大きくて、家での様子は毎朝私が、センターでの出来事やどんな様子で過ごしていたかなどをスタッフの方が毎日交代で書いて下さって、このノートのおかげで義母の話の内容がつかめることが少なくありません。
「枝をね、何色にしようかと思ったんだけどね、うまくできなくてね・・・」といった感じで前置きがなくていきなり本題なのが常日頃なのですが、連絡ノートのおかげで「今日は塗り絵をしたのね、楽しかったね」と返答することができたりします。
日々豊富な内容の活動に加えてお食事も美味しい、とよいことづくめなのですが、私が仕事で遅くなるときは困ってしまいます。
そんな私の事情をも考慮して下さるケアマネージャーのAさんのすすめもあって、昨年の8月から月に一度ショートステイのサービスを利用し始めました。
介護をする中でありがたいなと感じるのは、ケアマネージャーさんが義母のみならず、介護する私の事情も配慮して下さっていることです。ケアマネのAさんがいて下さらなかったら義母の介護は成り立っていかないことばかりです。
さてショートステイとは「お泊り」するところですので、自宅が一番と考えている義母には「つらい場所」だったようで、一番はじめに利用したときにさみしい思いをしたようです。以降気がすすまず、とうとう「もうお泊りするあそこの場所はいやだ」ということになり、別の場所を探すことになりました。
1月の末に、Aさんと共に、新しくお世話になるかもしれない施設の見学に行きました。
足を踏み入れて、すぐに「ここだ!」と直感しました。
明るく開放的な空間もよかったことは間違いありませんが、何よりも惹かれたのは、招き入れて下さった相談員の方の飾らないお人がらでした。初めてお会いしたとは思えないあたたかいものを感じて、馴染むのに時間のかかる義母もここなら心地よく過ごせるのでは、と感じたのです。
相談員のK子さんは、利用者の方たちにモテモテです。施設のあちこちを案内してまわって下さっていると、どんどん利用者のお年寄りがK子さんに話しかけてくるのです。抱きつく人もいる程です。抱きつきたくなる気持ち、何だかわかる気がしたのでした。
中にはわざと悪態をついてくる方もいらっしゃいましたが、K子さんなら何を言っても受け入れてくれるという安心感ゆえでしょう。
ちょうどお昼時に訪ねたので、ケアマネのAさんと共に昼食もいただきました。そしたら、「美味しいのがあるけど」と言ってK子さんが冷蔵庫にご自分用に持ってきている海苔の佃煮を出してきてくれました。
「ホント、おいしいわぁ」とAさんと私は気に入ってしまいました。東京では売ってないそうで、わざわざお取り寄せをしているとのこと。ちょうど取り寄せるところだというので3つずつお願いしてしまいました。
まったくおもしろい出会いです。
義母のための施設の下見に来て、海苔の佃煮をお願いするなんて夢にも思わなかったけれど、出会いってこんなものなのですね。不思議ふしぎ!
さて今日2月9日は、いよいよ義母本人を連れての見学でした。いくら私が気に入っても、とうの本人が嫌がったら始まりません。新しいところに少し緊張の面持ちで若干おずおずと入っていく義母。
「あら広いのね~」と入るなり気に入った様子。用心深い義母にしてはよい感触です。
そして若い男性スタッフの方がミルクとお砂糖入りのコーヒーを運んで下さったら、あら上機嫌!
うん、どうやら大丈夫のようです。
私が施設の決め事を聞いたり書類の記入をしている間、ケアマネのAさんがずっと義母のおしゃべりに付き合って下さいました。じっくり話を聞いてもらって義母も嬉しそうです。あっちでもこっちでも至れり尽くせりで本当に義母は幸せだなぁと思います。いろいろな方の優しさや気遣いをどれくらい理解できているかはわからないけれど、きっと魂のレベルで喜んでいるんじゃないかなと私は思っています。
最後に今日の日付けを記入する欄がありました。
平成29年2月9日。あらあら「にくの日」です。
そしたら相談員のK子さん、何と今日がお誕生日だとのこと‼
こんなこともあるのですね~
今日は私の尊敬しているシータヒーリングの先生が、ミャンマ―に導かれるように旅立っていった日。
大切な仲間のひとりが手術に成功した報せもはいってきました。
そして午後には、20代ではじめて担任したYちゃんと会ってきました。四柱推命の鑑定を依頼され、シータヒーリングのモニターにもなってくれたのです。
明日はどんな一日になるのかなぁ。きっとステキな出会いが待っています‼
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。