今日で浅野太志先生のタロット講座が終わりました。3回で72枚全てのカードの絵の情報を全て読み解くというものでした。1枚1枚のカードの意味は解っているつもりでしたが、絵にあらわれている花、手にしているもの、踏みしめているところ、背景に見えるものなどなど、あらゆる情報の意味を丹念にみていく講座で、とても興味深い内容でした。
浅野先生に一度お会いするとおわかりになると思いますが、知性的で優しい方です。救いのある鑑定をなさる方という印象です。傷ついた心では帰さないというポリシーをお持ちなのだと思います。
鑑定(占い)というものは、「みえているもの」を曲げて伝えることは(当たり前ですが)いけないことです。これをやると当たらなくなります。真実を見せてくれなくなるのだと思います。
では見えているものをどのように伝えるか、そこが大切なポイントだと思うのです。
よい結果の場合は、そのまま伝えたらいいですよね。
クライアント本人にとって好ましくない結果が出ている時こそが、鑑定する者の人間性がでる時ではないかと思うのです。
クライアントに寄り添い、「望んでいること」が「叶う」ことが必ずしも「よい結果」なのではないということも納得していただき、そしてそうして、「ああよかった」と希望を持って帰っていっていただくことこそが、目指す鑑定のあり方です。がっかり肩を落として帰られるのではお互い残念です。
誰でもが「幸せになる」力を持っています。その力に気づいて、発揮していただくために、私たち鑑定に携わる者は日々研鑽していかねばならないなぁと思います。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。