信じて受け入れる、それも能力

今日9月9日は「重陽の節句」です。

奇数は「陽」、偶数が「陰」という易の考えからきています。

9は「陽」の極みで、その9という奇数が重なることから「重陽」といいます。

平安の昔から「菊の節句」ともいって、アンチエイジングに関連していると私は解釈しています。

 

紫式部の日記にも、菊の花に宿った露で体を拭き清めると「不老」の効果があるという記述がみられたり、宮中で行われる宴では「菊酒」がふるまわれたと言われています。

 

今も昔もいつまでも若々しくありたいという願いは変わらないのかもしれませんね。

 

さて、夏休みがあけて一週間、高校生たちも落ち着きを取り戻しています。

今年度教えている生徒たちもとても素直ですので、夏休み前に「ありがとう」という魔法の言葉を私が毎日実践している話をしたところ、心にとめてくれていた子も多くいたようです。

 

そして、私は「引き寄せ」が加速したしたように、いいことが起こっているという子がたくさんいます。

 

ある子は、大学のオープンキャンパスに行ったところ、呼び止められて振り返ったらテレビ局の人たちだった、そしてなんとそれはNHKの人たちで、取材を受けたそうです。おかげで大学の先生方からも覚えていただける、というおまけまでついたそうです。

ほかにも「スッキリ」という番組に映った子、投稿した作文が新聞に掲載された子、めったにあたらないチケットが当たって好きなアーティストのコンサートに行けた子、スタバで会計したときに一人だけレシートが長いので不思議に思ってよくみたら、トールサイズの飲み物の券がついていたという子・・・などなどちょっとしたラッキーを引きよせています。

中にはこんな話も。

通学でバスを使っている子なのですが、音楽を聴いてないと乗り物酔いをしてしまってきたそうなのです。あるときおばあちゃんに席を譲ったところ、「ありがとう」に始まってそのおばあちゃんが次から次へと話しかけてきたのだそうです。気づいたら、音楽なしだったのに乗り物酔いをしないで済んだのですって。そして、なんとそれ以来、イヤフォンで音楽を聴くことをしなくても酔わなくなったのだそうです。

まだあります。

やはりコンサート会場でのこと。そのグループのメンバーの団扇を右手に、そして彼女が好きな桜井翔くんの団扇を左手に持っていたのだそうです。そうしたら「今日はゲストが来ています!」と言って紹介されたのが、なんと翔くん本人だったのですって。しかも彼女はゲスト席の真上にいたから、「なんで俺の団扇持ってんの?」みたいに不思議そうにしていた翔くんと目が合ってしまったと言います。団扇で招き寄せちゃったのかな・・・

まだまだあります。

念願かなって、大好きな韓国に家族で旅行した子がいます。大好きだからハングルをお勉強して行ったそうです。韓国料理のお店に入って韓国語で注文したらみごとに通じたばかりでなく、お店の方から特別にお料理をふるまっていただけたそうです。

まだまだあるんです。

休み明けの変化で私が一番嬉しいのは、生徒たちの表情が軒並み明るく変化していることです。これは、本当に涙が出そうなほど嬉しい変化です。けっこうつらい現実を生きている子もいたりします。自分の心と格闘している子もいます。

でもいったん明るく変わったものは、そう簡単に引き戻されません。

日々のちょっとしたラッキーが積み重なると、それは自信につながります。

自信が出てくると自然と笑顔が増えます。

笑顔になって口角があがるとモチベーションもアップして、快活になっていきます。

そうするとすぐにだるくなったり、調子がすぐれなかったりしていたのが、少しずつ解消されていくのです。

 

日々気がついたら「ありがとう」と言葉にするだけ。

たったそれだけでよいことが引き寄せられるなら、やってみた方がお得ですよね。

 

信じて受け入れてみる、そうしたらその結果、たとえ些細なことでも自分にとってよいことが起こるかもしれません。

「そんな馬鹿な」というのも選択肢の一つですが、

「簡単だからやってみよう」というのもアリですよね。

 

信じて受け入れてみたら、そこには今までとは違う世界が待っているかもしれません。

でもね、「信じて受け入れる」というのも能力のうちかな、と思います。

頑固だから・・・という人がいます。

頑固?いいじゃありませんか。信念が強いのかもしれません。

頭が固い?それでも「ありがとう」は言えますよね。

 

お金も労力もかからない「ありがとう」の魔法の言葉。

これでみんながハッピーになれるなら、素敵ですよね。

 

ある子(生徒)が言ってました。

「生まれてきたことにありがとう💛」

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。