数字の「9」にまつわるお話

今日は出先から義母が待つステイ先まで、家に戻る時間がないためタクシーを使いました。

乗り込む前に、何故か車のナンバーに目が引き寄せられたのでした。

そのナンバーたるや「999番」でした。

 

運転手さんに「9」がお好きか尋ねたところ、以前の車はまさしく「9」だったそうです。今の車に変える時に「99」を希望したところ、なおいっそう「9」が増えて「999」になったのだと嬉しそうに語ってくれました。

また趣味で野球をやっているのだそうですが、その背番号もなんと「9」‼

 

余程「9」がお好きなことがわかったところでタクシーは義母の待つステイ先に到着。

 

満足した表情でタクシーに乗り込んだ義母を乗せて今度は家に向かいます。

しばらく義母の語りを一緒に聞いて下さったあと、「うちにも年を取った母がいましてねぇ」と運転手さんのお母様の話になりました。

 

お母様は、現在93歳。

3年前に秋田から東京に出てらしたのだそうです。

運転手さんの妹さんにあたる方のところで一緒に暮らしてらっしゃる、これだけでも素敵です。

運転手さんには妹さんのほかにも9人のご兄弟がいらっしゃるそうです。

 

そして感動したのは、このお母様のために、実際面倒を見ている妹さんを除く9人が、月に1万円ずつ妹さんに渡して、「これでお母さんを見て下さい」ということにしているのだそう。

お母様は最近少し覚えが悪くなってきているとのことですが、ご兄弟全員が、面倒を見ている妹さんに感謝している素晴らしさ、そんなご兄弟に育てたお母様の素晴らしさに心を打たれました。

 

そして、ここでも「9」という数字が出て来たことに何だか不思議な一致を感じたのでした。

 

「9」は天に通じる数です。

 

よいお話をうかがって幸せのお裾分けをいただきました。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。