暮れも押し迫る先日の12月26日に、義母の通うデイケアセンターで二胡の演奏会をさせていただきました。夏の終わりにグループを結成したばかりの出来立てほやほやの仲間５人による演奏です。グループを結成した2日後、センターに通う手続きのために我が家にいらした所長さんに、たまたま義母が二胡の話をしたことで、今回の演奏が実現しました。その日はじめてお会いしたのにです。
すぐさま仲間に知らせると、皆大喜び！
張 会斌（ちょうかいびん）という天才的二胡奏者の右腕として二胡の普及と演奏活動をなさっている私たちの師である牧 宮子先生にもお知らせすると、ご自分のことのように喜んで下さり、こうして初めての演奏会は驚く程のスピードで実現に向けて進んでいったのでした。
音も調子もはずれがちな演奏を支えて下さったのは、ケアセンターに通う方々と、お世話する介護スタッフの皆さんでした。日本の名歌や懐かしい昭和のメロディなど、一緒に口ずさむための歌詞カードを用意して会場を盛り上げて下さるスタッフの方々の心配りに感激しました。センターに通う皆さんも楽しんで歌って下さり、大きな感動をいただきました。１時間ちょっと全16曲の演奏会は、大きな愛に包まれて笑顔の花がたくさん咲きました。
演奏会の大成功は、「即断即決」のなせるワザかなと思います。
センター所長さんの器の大きさの象徴である即断、我がメンバーの怖いもの知らずの即決、そして我らが師 牧 宮子先生のダイナミックにしてきめ細やかな即断。
奇跡のようなこの出来事は、迷いのなさによるものではないかと思います。
花＊花メンバーのひとり、平井忍さんのイラストです。