薔薇の美しく咲く季節となりました。「薔薇」の語源は実は「いばら」であるようです。棘(トゲ)のある低木のことです。「茨城」というのが「薔薇でできたお城」のことだとしたら、王子様が助けにきてくれるお話に出てきそうですね。なんてロマンチックな県名なのでしょう!
今日から通名星についてのお話をしていきますね。「木火土金水」(もっかどごんすい)の気の流れとの関わりでみていきます。
食神・傷官・・・自分を発揮するまたは生み出していくものを「食神(しょくじん)」「傷官(しょうかん)」と呼びます。あわせて「食傷(しょくしょう)」と言います。この星が強いタイプの人は、想像性や発想する力が豊かです。また技術方面で力を発揮するでしょう。ともかく今あることに疑問を投げかけ、新しい分野を切り開いていくのが得意だといえます。自分を発揮する力に長けていることから、表現力もあるとみます。
特に「傷官」が強い(この星がたくさんあるなど)場合は、人のいいなりになりませんから、だからこそ新しい発見ができますし、生み出すのです。聡明で先を見通すことが得意ですが、上司からみると決して扱いやすい部下ではないでしょう。黙っていられないという特性もあります。
「食神」はその名の通り、食べることに困らない、つまり食禄があるということです。もっと言うなら、衣食住に困らない、それは親や祖先からの財産があるということです。色白でぽっちゃりした人が多いようです。
面白いことに「傷官」が月と日の支の位置にある男性は、どうやら美人を好みます。実際にこのタイプの男性に「奥様はおきれいですね?」と尋ねると「はい、顔で選びました!」とヌケヌケとおっしゃったりします。しかも実に理路整然と説明してくださいます。
これらの星が強い場合はクリエーターや発明家などが適職ですが、弱い場合は、好き嫌いが激しく、本質を見誤る危険性が出てくることにつながります。
自分がどの五行かによって「食傷」も異なります。
日干が「木」の場合→「火」の十干十二支
日干が「火」の場合→「土」の十干十二支
日干が「土」の場合→「金」の十干十二支
日干が「金」の場合→「水」の十干十二支
日干が「水」の場合→「木」の十干十二支がこれにあたります。
同じ「傷官」でも組み合わせにより、聡明さ・活躍ぶりに違いが起こります。そのお話はいずれまたさせていただきますね。
本日もおつきあいいただきまして、ありがとうございました。