山形で人の心のあたたかさと出会った話

5月の連休は、西を目指して福井に向かったので、この夏は北を目指して山形に行ってきました❢

直感で動く私の行動は鶴瓶さんも顔負けの「ぶっつけ本番」なので、子どもたちはもはや一緒に行動してくれません(笑)

さて車で東北道を北に向かい、6~7時間かかって、山形県は立石寺に到着。

立石寺は通称「山寺」と呼ばれ、あの松尾芭蕉が門人曾良と共に訪れて、「閑かさや岩にしみいる蝉の声」という誰でも知っている俳句をよんだところとして知られています。

左(上)が芭蕉で句碑と共に。そして右(下)が曾良。ちょうど蝉も鳴いていましたが、うるさく感じられないのが不思議でした。岩にしみいっているからなのか・・・

この山寺、上まで行くためには全部で1015段の階段を登らねばなりません。

 

道のあちらこちらに、登る人を招きいれるように仏様の像が置かれています。きっと見守って、時には助けて下さっているのでしょうか、すれ違う人の表情も皆穏やかです。

木漏れ日も優しく感じられました。

切り立った岩には仏様が彫られています。岩の中の仏様を彫り出すといった方がよいのかもしれません。

登りきると、そこには天上の世界と見紛うような絶景が待っていました。


 

 

 

 

外国の青年たちが、建設機械に向かってシャッターを切っているので、何を撮ってるの?と尋ねると、frog!というので私もパシャ‼

英国から来たというその4人組の青年たちは、大学の卒業旅行で日本各地を旅してまわっているそうで、日本の景色はイギリスよりはるかに美しいと語っていました。

20日もかけて、北海道→東北→長野→広島→大阪→東京と巡る旅らしいです。

大阪、東京に行くと、また印象が変わるでしょうね。それにしても、広島に立ち寄るというから意識が高いなと思いました。別れたあと、川遊びをしてました。いつもでも手を振ってくれて、ほろっとしました。

山寺のふもとには、遠藤さんが待っています。

お土産屋の昔(もと)看板娘さんです。

この方のお客さん対応には目を見張るものがありました。

ともかく、声をかけるタイミングが絶妙です。

自信を持ってすすめてくれるので、導かれるように決断してしまいます。そして幸せな気持ちになれるのだからスゴイ‼

テレビ取材も多いらしく、お店にはサイン色紙がびっしり。

「この間は、ばっちゃんもマイクを向けられて喋ったんだけど、山寺弁がわからなかったんか翻訳されたテロップが流れたんで、親戚中大笑いした」のだのだそうです。

おもてなしの素晴らしさゆえに贈られた賞状も飾られていました。ファンも多いんだろうな。

 

泊ったのは、斎藤茂吉も愛したというお宿。山形のよさが凝縮されたようなそのお宿の心遣いにも感動しきりでした。

お天気にも恵まれ、人の心のあたたかさと出会った旅となりました。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。