浅草にご用があって行った娘のひとりが、「ほおずき」を持って帰ってきました。
竹で編んだ籠にほおずきの鉢がおさまり、風鈴が風を受けて涼しい音を奏でると、本格的な夏の到来を感じます。
浅草は今「四万六千日(しまんろくせんにち)」と言って、「ほおずき市」が立っているのです。
もとは7月10日が観世音菩薩のご縁のある日で、この日に参拝すると4万6千日お参りしただけの功徳があると言われた日です。10日は早朝からの参拝者があまりに多く一日ではお参りするのが困難ということで、前日9日も加えたと聞いています。
さて、先日テレビで色々な国のありえない事情みたいな番組をやっていました。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、そこではオーストラリアのある町の「ありえない」も取り上げられていました。
それは、ほとんどの人が街を(ビーチではないのです!)裸足で歩いている、というものです。裸足で町を闊歩している一人の男性にスタッフが同行させてもらうと、彼は足も拭くことなくそのまま家に入ってリビングのソファに腰かけていました。
日本人スタッフが同じようにやってみたところ、オーストラリアの人たちの足の裏がとっても丈夫であることを実感したと言ってました。馴れない日本人にとっては、少々つらいことなのでしょうね。
日本人の常識では「ありえない」ことですが、オーストラリアのある地域では裸足が常識なのです。
また、ある東南アジアの国では、屋台で揚げた虫を売っているそうです。コオロギとかバッタとか蚕とか・・・国によってはセミやサソリも食べるのですって・・・
これもゲテモノだと言い、「ありえない~」と反応することもできますが、「ナッツの味がするわ」という現地の人だっていらっしゃるのです。
水の貴重な国のひとつイギリスのご家庭にずいぶん昔に滞在したとき、食べ終わったあとの食器はシンクに溜まっている洗剤液の中につけておいて、次の食事の前にその液体から食器を取り出して布で拭くということが当たり前でした。
同じくきびしい「水事情」を持つオーストラリアにホームステイした経験を持つ方から聞いた話です。深刻な水不足を抱えているために、水を無駄に使っている(たとえばホースで5分以上水を浸かっている)のを目撃されたら通報されてしまうおそれがある、というのです。ホテルでも連続して2分以上は水は使えなくなっているのだとか・・・
ここで皆様に質問です。
常識ってなんですか?
続きはまた。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。