ハナミズキが可愛らしい赤い実をつけていますね。
ハナミズキって一年に3回も楽しみを与えてくれる樹だなぁと毎年思います。
1回目は春、桜が散ってしばらくした4月から5月にかけて、白や、濃いピンクに薄いピンク色の可憐な花を咲かせます。お行儀よく揃って見栄えのよいこの樹は、街路樹としてもさかんに植えられてきているように感じます。東京都港区や横浜市港北区、また川崎市多摩区、そして名古屋・神戸・大阪でも「区」の花として愛されているようです。
2回目は今頃。赤い実は小鳥でなくてもひきつけられます。
3回目は、秋がもう少し深まって肌寒く感じられるようになった頃。緑一色だった葉が、緑色も残しつつ。赤や黄にところどころ変わっていく、とてもカラフルで見ごたえのあるものとなるのです。
さて、「ハナミズキ」といえば、一青窈(ひととよう)さんの歌でも有名になりました。ずいぶん前からある歌のように思える程親しまれている曲ですが、この歌の歌詞は、アメリカの同時多発テロ事件が発生した頃にニューヨークにいた友人からのメールがきっかけで一週間ほどで書き上げたものなのだとか。
そのことを聞くと、「君と好きな人が百年続きますように」という祈りに似た歌詞の説得力が増す気がします。
二胡の演奏家で、私たちの師、牧先生のさらに先生である張会斌(ちょうかいびん)先生のアルバムの一つにも、この「ハナミズキ」は収められています。二胡の哀愁漂う音色にぴったりなこの曲は世界の人にも愛されているようです。
アテネ五輪の女子マラソンで金メダルを取った野口みずき選手の名前の由来ともなっていたことから、一時期は金メダルソングとも言われていたようです。
そういえば、今日は銀座・日本橋の通りをリオ五輪・パラリンピックのメダリストが凱旋パレードをしている様子をテレビで見ました。競技中にはなかなか見られないにこやかな表情に、やはり感動してしまうものですね。
雨が多かったり、反対に昨日のように真夏のような暑さの日があったりの東京でしたが、今日は25度というちょうど過ごしやすい陽気であったことも、選手とそれを迎える人々の双方にとって幸せなことでした。輝くような笑顔の花がたくさん咲いていた中、車いすテニスの上地結衣選手のはじけるような笑顔に目が吸い寄せられました。
思いたって彼女の命式を観てびっくり!強い強い‼
上地結衣選手 1994年4月24日生まれ
年 甲戌(きのえいぬ)
月 戊辰(つちのえたつ)
日 庚辰(かのえたつ)
もうこのコーナーで何度も紹介している「魁ごう」の人です。
しかも「庚」+「戊」+「甲」で「三奇」という天才的によく働く星も持っている!
さらに芸能人や芸術家などに多く見られる「華蓋(かがい)」や、愛嬌があって人に好かれる「紅艶(または紅虫)」も持っていらっしゃる。玉の輿に乗る(ことが幸せかはわからないけれど)運である「金与禄」もお持ちです。
なるほど‼
上地さんはひとりで同時に「ハナミズキ」のような魅力を持ってらっしゃるのでした。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。