愛するとは決意・決断らしい

大晦日です。

高校生の時から28歳で結婚するまでの12年間、元旦0時からの「神事」おこなうために、30日から日光の山にこもって「行(ぎょう)」をして過ごしていました。

神さまだけしかいない氷点下の気温の中、男子は白い装束、女子は赤い袴をつけて、神さまに心の誠をあらわす行事です。

外にあるお風呂で身を浄めて、原初的なやり方で火をおこし、午前零時と共に泉の水を汲み、外で松明をともす中で神様に「若水」と「捧げ物」をお供えして、舞を奉納するのです。

その舞を「巫女舞」といって、毎年けっこう長い期間練習をして本番に備えていました。残念ながら観客はひとりもいないので写真は一枚も残っていません。

 

今年大流行した「君の名は。」でも主人公の女の子が、お祭りの日に神さまに「巫女舞」を奉納していましたが、ちょうどあんな感じです。映画では姉妹二人での舞でしたが、私たちのは四人での舞でした。手に鈴を持って舞うのです。鈴の音が神聖な空気を運ぶのです。

 

紅白歌合戦、やってますね~

「君の名は。」の中の歌「前前前世」、紅白でもRADWIMPSはこの歌を披露していましたね。ストーリーにあまりにもぴったりな歌詞です。はじめて映画館で聞いてキュンとしてしまいました。すごい歌詞です‼

 

前前前世(ぜんぜんぜんせ)   by RADWIMPS(ラドウィンプス)

やっと眼を覚ましたかい

それなのになぜ眼も合わせやしないんだい?

「遅いよ」と怒る君

これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ

 

心が身体を追い越してきたんだよ

 

君の髪や瞳だけで胸が痛いよ

同じ空気を吸いこんで離したくないよ

遥か昔から知る その声に

生まれてはじめて 何を言えばいい?

 

君の前前前世から僕は 君を探しはじめたよ

そのぶきっちょな笑い方をめがけて やってきたんだよ

 

君が全然全部なくなって チリヂリになったって

もう迷わない また1から探しはじめるさ

むしろ0から また宇宙をはじめてみようか

 

この歌詞の中の「君が全然全部なくなってチリヂリになったって もう迷わない」というところ、アドラーが「幸せになる勇気」の中でいうところの「愛」の定義にぴったりだなあと思うのです。

「誰かを愛するということはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である」とアドラーは言います。

信頼している長谷川暢子先生にすすめられて読んだ本なのですが、ドキッとすること満載です。私は今まで何をやってきたのだろうと、今年の最終日にショックを受けています。

今まで「愛」が私のテーマだと思って生きてきたのに、その「愛」の認識が違っていたとは‼

一度「愛する」と決めたら、その対象がどんな姿になったって、愛し続けるのです。それは「決意」であり「決断」であり「約束」といってますが、私には「覚悟」とも聞こえてきます。

「決断」は「肚(はら)で決める」ものです。揺るがないもの、それが「愛」なんですね。

そこが「好き」と違うところなんです。「好き」はフィーリングだから、気分です。条件付けもします。

「君のこんなところが好き」というものです。だから「君がああいう風だったらイヤ」ということになってしまいます。

「愛」は「君」がああでもこうでも全身全霊で愛するんです。

だから「君がチリヂリになったってもう迷わない」と言えるんですね。

そう考えると、スゴイ歌詞だとつくづく思います。

img_5441この子、ラーちゃんといいます。

「愛する」ことを知っているヒーラー犬です。

だからこんな表情ができるのでしょうか。

このラーちゃんを見習って、私もクライアントさんの心に寄り添える鑑定及びセッションをしていけるようにと決意しました。

来たる年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さまにとりまして、2017年が良い年となりますように♡

今年も一年間どうもありがとうございました。