目黒の式場はいたる所に螺鈿細工や浮彫の彫刻やら美人画があり、目を楽しませてもらいました。お式は神前式で、鈴を手に舞う巫女さんの姿に、かつて巫女をやっていた頃の思い出がよみがえってきました。
そして久しぶりに出席した披露宴は、伝統を継承しつつも新しいスタイルのものでした。
いろいろなところにふたりのオリジナルのアイディアが組み込まれていて、手作り感満載のあたたかいものとなっていたのが印象的です。
たとえばケーキ入刀の代わりに、ちらし寿司をおしゃもでよそって互いに食べさせ、いきなり「すし食いねぇ🎵」が流れてきたり、出席していた小学生の女の子がちょうど今日お誕生日だということで、ふたりから贈り物があったり。
また、宴でサービスされた美味のお酒が小さなボトルにあらかじめ移し替えてあって、運転で飲むことができなかった夫はそれを手渡されていました。優しい心配りを感じました。
親類中心のこじんまりした披露宴でしたが、新郎新婦二人とそれを囲むもの皆のあたたかさに触れることができて心和むときを過ごすことができました。
新郎の上司にあたる方は、そのお話で、新郎に何かご縁を感じるのだけれど、新郎と自分の娘が実は全く同じ生年月日なのだとおっしゃっていました。面白いご縁というものは確かにありますけれども、ビックリです‼
姪の旧姓には方位にあたる文字が入るのですが、新しい苗字も方位をあらわす文字が入ります。これまた面白いと思います。
私は、義母のお世話をしつつの出席だったのですが、姪は長時間の外出になることに配慮して何度もメールをくれていました。こういう気遣いは、誰に教わることなく自然にやってきたことなのです。だからこそ、相手方のご親戚の中にもすんなり入り込めているのだなと感心しました。
帰り際、テーブルに飾られていたお花をいただきました。
ふたりの幸せのお裾分けであるお花たちはこれです💛