「真田丸」に宇喜多秀家役で出演している高橋和也さん、子育て仲間です、と勝手に思っています。我が子のひとりと和也さんのお子さんのひとりとは幼稚園・小学校とずっと同じところに通っていましたので、行事ではよくお会いしました。
子どもたちの通う小学校に絵本の読み聞かせのボランティアに行っているとき、せっかくだからと「読み聞かせの会」からの依頼として和也さんに読み聞かせをお願いしたことがありました。
お忙しい中快く引き受けて下さり、時間を延長する程、熱心にクラスの子どもたちの心に響く読み聞かせをして下さいました。
運動会や発表会のような学校行事にもいつも積極的に参加されて、ほかのママやパパとなんら変わることなく自然体でいらっしゃる姿は実にすがすがしかったのを覚えています。
今回の大河ドラマへの抜擢について、「三谷さんが描く宇喜多秀家は、いかなることもおろそかにしない熱血漢!秀吉への忠義心にあふれ、豊臣家のために何事も真剣に取り組む秀家。『大阪城の松岡修造』は誰かと考えたときに、高橋和也さんが真っ先に思い浮かびました!」と制作統括の屋敷陽太郎氏は語ります。
当たってる!と私は思います。役作りなどいつも熱心にされているのを見て来たからです。
剣士の役の時は、近所の氏神様の境内で竹刀を振り下ろす姿をお見かけしました。軽い若者の役の時は、髪を金色に染めてらっしゃいました。出演された映画「藁の楯」を拝見したあと、たまたま隣り駅のカフェで和也さんの奥さんにお会いしました。
「見ましたよ!」と伝えると、「ありがとうございます。私はまだ見てないんですよ」とのこと。芸能人の妻という気取ったところのまるでない彼女もまたすがすがしい方です。
NHKの「スタジオパーク」という番組にかつて出演されていた時に、ご自分のお子さんのために作った歌というのをギターをつま弾き歌ってらっしゃいました。そのときも奥さんに「歌ってましたね!」と言ったら「貧乏家族の歌みたいですよね~」と笑ってらっしゃいました。♪寒い日には、家族で身体を寄せ合っておしくらまんじゅうしよう♪というフレーズです。
高橋和也さんを見ていると、役者さんて「これでよし‼」というのが無くて、常に挑戦の人生なんだなと思われます。一つの役が当たったからといって、次の役がまたヒットするかはわかりません。
竹原ピストルの「よーそこの若いの♪」の一節にもありますが、「芸能人やスポーツ選手が特別」にわかりやすいだけで、実は、生きている限り誰の人生も挑戦の連続であるように思います。
新しい何かをするタイプの挑戦は誰の目にも明らかですが、たとえば我が家の義母がケアセンターにお世話になる日を一日増やす、みたいなこともチャレンジですし、営業の仕事の方が新しい顧客のところに挨拶に行くなんていうのも立派なチャレンジだと思います。
そこに新しいことを盛り込んだり、自分らしい工夫を加えていく時、必ずしも成功するとは限らないかもしれません。でもやってみる。失敗も覚悟で、頭を抑えられることも覚悟で、でもそれが必要と思ったらやってみる。何が正しいかなんて後にならないとわからないことはたくさんあります。
自分の欲得を満足させるのが目的の場合はかなわないかもしれませんが、もっと高い目的がある場合は、天やご先祖や自分を指導するものが必ずや応援してくれるものと思います。
亡くなった母がお世話になり、そのお人柄や高い専門能力を絶賛しておりました弁護士さんから、この度息子さんを含めた若い弁護士さんが誕生したというお知らせをいただきました。今日お話する機会を得ました。
一流のコースを歩んでらした息子さんですが、本当は芸術の方面に才能がおありだったようです。お父様としては、この道に向いているのかどうかはまだわからないとおっしゃっていましたが、この息子さんも挑戦をなさったということですね。
きっと世の為になるお仕事をなさっていくものと思います。芸術に造詣の深い弁護士さん、素敵です‼
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。
皆さまもどうぞご自分らしい挑戦をなさっていって下さいませ。私も世の為という初心を忘れずに鑑定のお仕事をさせていただきます。