旅する魂

学生の頃のことだったでしょうか、家の近くを散歩していた時のことです。数メートル前を歩いていた幼い子の隣りに私の中から何かがふうっと抜け出て行く感じを味わいました。「魂かな?」と思いました。ただそれだけのことですが、魂についてどのようにアプローチしようかなと考えていたら、ずいぶん昔のことをふと思い出したのです。

今日も「過去世ソウルヒーリング」(ブレンダ・デーヴィス著 三木直子訳)の内容をお伝えしたいと思います。いよいよ本題です。

著者いわく、この本は魂の終わりなき旅路についての本です。何十億年前に魂の旅が始まったときから、今からはるか先に再び「源」に還るまで続く螺旋状の進化だと言います。「源」はいわゆる「神」と呼ばれる存在のことです。人間であるということは、自分が選択した一時的な状態で、魂(本質)は永遠に存続するそうです。

その旅路とは、豊かな学びの場所なのだそうです。私たちは神の一部で、神とつながりたいと願うとそのつながりはますます強く大きくなるそうです。

一部引用します。

もともと私たちは、宇宙的調和の中で生まれ、宇宙の法則と普遍的な愛を知っていました。感情、欲望、そして人間として生きるプロセスに巻き込まれるにつれて、私たちのほとんどはその至福の状態からごく自然にそれてしまったのです。私たちは、自分がそもそも霊的な存在であり、本当はより高い次元に属する存在であることを忘れてしまいました

地上での生は、選ばれた課題を学ぶ期間であり、一つひとつの人生が私たちに学びと成長の機会を与え、私たちが、永遠の平安、完全な調和、神との普遍的な融合に立ち戻るそのときに向けて、私たちの準備を整えてくれるのです

もしも、人生がいつも困難であるとしたら、それは私たちが、人生が私たちに与えてくれているレッスンを無視し、その兆しを軽視して、開き直り、より良い選択を行うのをかたくなに拒んでいるのかもしれません。あるいは、あなたが現世で選んだ学習曲線が急勾配なのかもしれません。(中略)困難な道を選んで生まれてきた人の中には、他の人がそうせずにすむように、この世の負の部分やカルマ(業)を人の分まで解消することを選んだ雄々しい魂もありました

この世でのレッスンの間、霊的ガイドや天使たちが私たちを正しい方向に導きつつも、私たちの自由意志を尊重してくれているそうです。また発達するのに必要なものは全て整っていて、最後の場面では、未解決だったあらゆることが決着するのだそうです。意味のないことなど何一つないようです。

 

今日はここまでです。また明日。