3年前のFacebookへの投稿です。
毎週水曜日は、地元の小学校で教えています。
日野市独自の取り組みで、個別で学習した方がよいと本人も親も望み、学校側もその必要性を認めた場合に特別に施される学習の方法です。
「ついていけない」と思いこんでいる子どもって結構多いのが現状です。
そして個別で教えるので、どんどん成果が出ています。評判にもなってきたようで、希望する子が増えてきました。
今日また一人新しい子が訪ねてきました。
「ついていけない」はまるで幻としか思えないような深く考えることのできる子で、苦手だと思っていた算数の学習がどんどん進みました。
文章題が苦手とのことでしたが、「安心」を与えてあげるだけでぐんぐんできてしまいます。
私のお部屋はお教室とは渡り廊下でつながった別棟にあるのですが、
「ここに来られるって決まった日から楽しみにしてたの💕
夢は外国に行くこと。アメリカとか行って、いろんなものを見てみたいな。
教科は理科が好き。実験が楽しいの。」とたくさんお話もしてくれます。
さらには
「お友だちの〇〇ちゃんも、美也子先生が優しく教えてくれるんだよって言ってたの。
だから私も来てみたいなぁって思ってて、やっとかなったの❤」なんて言ってくれます。
すごいぞすごいぞ、小学生の口コミ‼
口コミで広がっても、私が小学校に行けるのは日程上「水曜日の一日だけ」なので、目いっぱい教えても5人までなんですね。だから一人受け入れたらだれかにはやめてもらわないとならないんです。
学校側も何かよい方法がないか考えているみたいだけど・・・
さて、今日新しくきたNちゃんは、時間をギリギリまで使って算数ドリルの問題を解いて、時間が押し迫ると
「あ~あと10分だぁ。もっとここでお勉強したいなぁ。」だって。
その意欲にびっくり‼
中には少し学習すると飽きてしまって、パズルやカルタをやりたがる子もいます。
ブロックも用意してます。机に向かっての学習は得意とは言えないけど、立体や空間の把握が得意な子もいます。
そもそもじっとしているより歌って踊ること
に特性あるんじゃないかなと思える子もいるのですが、とりあえず今の学校教育は「規格」に納まることが望まれます。それが悲しい・・・
規格外、おおいに伸ばしてあげたらスゴイことになるかもしれないのに、大人がそれを信じる力が足りなさすぎなんです。
Nちゃんはチャイムが鳴ったら、ちょっぴり残念そうな顔をして、一方でやりきった達成感と満足感で
「ありがとうございました‼楽しかったぁ。
明日も水曜日ならいいんだけどなぁ❤」
そんな言葉を残してお部屋を後にしました。
子どもは無限の可能性を持ってますね🌟
実はおとなも、ね^_−☆