星による占い~西洋占星術と四柱推命

夜空に瞬く星は美しいしロマンチックですね。いま住んでいる東京郊外の空は、星がよく見えます。心が大きく揺れ動いていた3年ほど前は、よく夜空を見上げていました。幼い頃見たことなどなかった流れ星をよく見るようになったのもその頃です。ベランダに出て空を見上げた途端、星の流れるのをキャッチしたこともありました。

流れ星に願い事をすると叶うとよく言いますが、なかなかできないでいます。流れ星は、ほんの一瞬だからです。「あっ!」という間に消え去ります。ドラマや映画で映る流れ星とは私はまだ出会ったことがありません。ですから願い事を言葉にするなどとうてい無理です。でも、「星に願いを」かけたら人形のピノキオが人間の子どもになったように真剣にして真率な願いはかなうのではないかしらと思います。

願い事を唱えることはできないにせよ、流れ星を見ると心が弾みますね。星にまつわるお話もたくさんあるのもうなずけます。イエス様が生まれた時に、東からやって来た3人の博士たちは、天文学者だったとも占い師だとも言われています。

四国の讃岐が生んだ空海は、室戸岬の岩窟で修行している時に、明けの明星(金星)が口から飛び込んだといわれています。宇宙と一体になる経験をされたのでしょうね。金星のパワーを得てこそ、天才としか思えない数々のことを為し得たのでしょう。弘法大師空海の素晴らしさについては、また機会を設けてみたいと思います。

 

星占いと言いますが、西洋の占星術も、東洋の四柱推命も、生まれた時の「星」の配置から運勢を読み解くという点では同じではないかと思っています。今日は、私の今の段階で気が付いた2つの星占いの共通点をお伝えしていこうと思います。

占星術は皆さまよくご存知の星座を使った占いです。四柱推命を正確に観ていくのに「命式」を作成するのと同じように、西洋占星術では「ホロスコープ」という図表を作成します。

生まれた瞬間の「命式」や「ホロスコープ」が、その人の人生の宿命をあらわすことは間違いありませんが、時々刻々と移り変わるものを見て行かないと運命は語れません。「昨日と違う自分」などど申しますが、その言葉通り、どんな人もその時の星の並び(実際の天の星の並びや大気の流れ)によってどんどん変化を続けているのです。

二つの星占いをごくごく簡単に記してみます。

12月終わり~1月 山羊座 土の星座  ⇔  丑の月 土に属する ◎

1月の終わり~2月 水瓶座 風の星座  ⇔  寅の月 木に属する ☆

2月の終わり~3月 魚座  水の星座  ⇔  卯の月 木に属する ★

3月の終わり~4月 牡羊座 火の星座  ⇔  辰の月 土に属する ☆彡

4月の終わり~5月 牡牛座 土の星座  ⇔  巳の月 火に属する ◎

5月の終わり~6月 双子座 風の星座  ⇔  午の月 火に属する ☆

6月の終わり~7月 蟹座  水の星座  ⇔  未の月 土に属する ★

7月の終わり~8月 獅子座 火の星座  ⇔  申の月 金に属する ☆彡

8月の終わり~9月 乙女座 土の星座  ⇔  酉の月 金に属する ◎

9月の終わり~10月 天秤座 風の星  ⇔  戌の月 土に属する ☆

10月終わり~11月 蠍座 水の星座  ⇔  亥の月 水に属する ★

11月終わり~12月 射手座 火の星座 ⇔  子の月 水に属する ☆彡

 

西洋占星術が「土」「風」「水」「火」の4つの要素に分けるのに対し、四柱推命では「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素に分類するのは異なる点です。

共通しているのは、3つおきに仲間になるという点です。記号で分けた通りです。

西洋占星術で「土」の星座である山羊・牡牛・乙女は、四柱推命ではその3つに当たる丑・巳・酉は3つ揃うと「三合金局」して「金」に変化します。

また「風」の星座に当たる水瓶・双子・天秤の3つは、寅・午・戌に相当して「三合火局」して「火」となります。

さらに「水」の星座である魚(うお)・蟹(かに)・蠍(さそり)の3つは、卯・未・亥に当たり「三合木局」して「木」に変化します。

最後に、「火」の星座である牡羊・獅子・射手は、辰・申・子に当たって、この3つがくっつくと「三合水局」して「水」になるのです。

みごとな一致といえるかもしれません。西洋の占星術と東洋の四柱推命とは意外なところで共通しているところがあることは合点していただけたでしょうか。そして、手相の中にも宇宙があることは前にもお話した通りですので、突き詰めていくと同じことを異なる言語で語っているにすぎないのかもしれません。

解明していけたらどんなにかステキでしょう。夜空の星から学ぶことはまだまだたくさんありそうです。

今日もおつきあいいただきありがとうございました。皆さまと共に幸せでありますように☆彡