テストの採点に朝まで追われて(昨日一日遊んだからなんですが)今日授業のあったクラスには返却をしました。
育てるのに一番難しいのは、実際、我が子です。そこいくと、生徒はよく言うことを聞いてくれます。よく言うことを聞くから、成績もよくなっていく子が多いんです。
前回赤点だった生徒で、今回は40点も大幅アップした子もいます。
「がんばるね~」と宣言して、みごと宣言通りに力を発揮した子も大勢います。
ところが反対に、授業中はよく答えて反応もよいのに、なぜか点数を取らない子もいたりします。
な~んでか?
と考えさせます。
答えは簡単!
「テストはできないもの」と決めてかかっているのです。
考える力があるのに、「頭悪いから・・・」と思いこんでいるのです。
今回大幅アップした子は、その思いこみを外した子です。
ですからテスト返却の時に、「自分を安く見積もらないように!」と伝えます。
「力があるのに、『無い、無い』って言ってたら、本当になくなっちゃう。それじゃ自分が可哀想なんじゃない?」
ひねくれ者以外は、この言葉でだいたい「そうかもしれないな」と思ってくれます。そして、ひねくれ者はそんなにいるものではありません。
勉強ができるからえらいなんて思わないけど、「できた!」っていう体験は気持ちがいいですものね。一度「できた!」を経験すると後は意外とすんなり循環していくものです。
だんだん難しくなるにつれ、また「できない」ことに出会っても、一度「できた!」を味わうと自信がつくのか、たやすくめげない精神力が鍛えられるのか、新しいことにチャレンジする力になっていくように思うのです。
私たちの能力のうち、自分で気づいている顕在能力は実はほんのわずかで、ほとんどは潜在能力なのだそうです。
だから、自分で気づいていない自分の能力って、何歳になったって実はあるものだと信じています。
そしてそのことは、同居の義母が教えてくれています。
お医者さんには「認知力が・・・」と言われていますし、わからなくなっていることもたくさんありますが、毎日の私(鬼嫁)の「できるできる!」の励ましによって(脅しではないですよ~)再びできるようになっていることもあるのです。
義母の介護の話を生徒に聞かせると、ものすごく納得してくれるから不思議です。
家では義母に、学校では生徒たちに、「できないって言ったらできなくなっちゃうよ‼」と毎日話しています。
おかげで義母は、いったんやらなくなっていたことを少しずつまたできるようになってきています。例えばご自分で召し上がったあとの食器洗い、例えば洗濯したものをたたむ、などです。
そのうち、また洋服も自分で着ることができるようになると信じています。
キーワードは「自分を安く見積もらない!」です。だって自分が可哀想ですものね。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。
眠っている潜在能力、目覚めさせましょう♡