身近なメディア

ここのところ、立て続けにすぐ身近な場所やまわりの方たちがテレビやラジオに出演されていて、メディアが身近になったなぁと実感しています。

先日は二胡の仲間のSさんのお孫ちゃんがNHKの「おかあさんといっしょ」のひとりでお食事するコーナーに出演。ご自宅までテレビカメラが入ってかわいい食べっぷりが大きく映し出されました。当の本人は、ひとりのコーナーではなくて、歌のお兄さんやお姉さんと歌ったり遊んだりするコーナーがいいなと思っていたそうです。

そのSさんのお父様とお母様は昨年民放のお昼の番組にも「仲の良いご夫婦」という枠で出演されました。これもお二人が望んだわけではなく、ご近所から選ばれたとうかがっています。ご近所でも評判のうるわしいご夫婦だというのが、番組を拝見してわかりました。

数日前には、義母の通うケアセンターに、毒舌で名高い有名タレントさんがラジオの放送でいらして楽しく盛り上がったそうです。生放送で、ちょうど仕事の最中でしたので、ラジオを聴くことはできなかったのですが、録音したものがあったら聴いてみたいなと思います。ケアセンターの実に手厚い面倒見のよさがきっと評判で出演依頼があったのでしょう。

そしてこの土曜日には、鍼の先生がFMラジオに出演。前日夜更かししたのに放送は早朝だったので、これも聴くことができませんでしたが、専門の治療についてのお話をなさったものと思います。こちらはラジオ局での収録だったようです。

よくテレビドラマでは、テレビカメラがお店や自宅に中継にくるシーンなどがありますが、案外身近なところで現実に起こっていることに驚きます。

そういえば、もう何年前になるでしょうか、我が家にもラジオ番組の方がみえたことがありました。このブログを書いていて思い出しました。

中高の友人の紹介で、昔「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」で人気だった鶴光さんの、当時夕方放送されていた番組に出たのです。ニッポン放送の車が「電波届くかな?」とか言いながらやってきたので、「いちおう東京なんですけどねー」なんてお答えしたのを覚えています。

番組名はド忘れしましたが、「奥様の怒り爆発ぅ~」のようなテーマだったと思います。

日頃の家庭内での「怒り」を私が爆発させて、それをスタッフの方が持参して下さったお茶碗を叩き割ってスタジオにいる鶴光さんにうったえる。その出来具合いによって賞金(千円単位)のランクが決まるといった内容でした。

どんな「怒り」を爆発させたのかすっかり忘れてしまいましたが、私の「怒り」は下ネタ大好きな鶴光さんにはあまり受けなかったように記憶しています。

そして鮮明に覚えているのが、ここは電波が届きにくいところなんだなということです。

天気予報でも、「東京」と「八王子」って別に扱われますが、一番近くのコンビニまで歩いて15分はかかるこの場所は、都会とは全く異なる場所なんだとあらためて認識させられた「行事」でした。

私はあのとき何に怒ったのだったろうか、少し巻き戻して確認してみたい気も致しますが、忘れてしまったものはそのままにしておくのも手かもしれませんね。

こうやって「怒り」も「悲しみ」もやがて風化されていくものなのでしょうか。自分のことは忘れても、人の痛みには気づいていけるようでありたいと思います。

そして戦争などの大きな「痛み」は決して風化させてはならないと最近強いメッセージがどこかから送られてきます。

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。