開運~氏神様にお参りする方法

ここ何年かパワースポットのブームが続いています。確かにパワーの強い場所はあるようです。そしてその運気を取り入れることは開運につながります。しかし、そこに行く前に是非お参りしていただきたいのが、氏神様です。産土(うぶすな)の神がいるところ、つまりご自分が住んでいらっしゃる土地の神社のことです。

自分が現在住んでいる土地をお守りして下さっているのが氏神様(産土の神様)ですから、「お守りいただいてありがとうございます」と挨拶に行くことは当たり前のような気が致します。毎日とは言わないけれども、週に1回でも月に1回でもお礼のお参りに行くことはよい気を受けやすい体質になる早道のように思います。

私の人生はある時から急に険しい坂道になって、休む暇なくここまで来ています。人生の最初の頃の、中学に入学してから高校2年生までは好きなことしかしない、「超おさぼり人生」だったからその報いかなと思っていました。最近出会った「過去世」の本により、坂道は自分で選択しているのだということがわかりました。

険しいけれども何とか病気もせずにここまで来られたのは、色々な力に守られているからですが、最も近くで守って下さっているのが、氏神様とご先祖様と太陽や月や星なのかなと思います。本当はどなたにもご自分を加護して下さっている守護神がついているのですけれどね。クリスチャンの方などは、常にその守護神やもっとおおもとの神様に思いを馳せていらっしゃるのでしょう。カトリックの方の持つクリスチャンネームは、まさに守護神を自分の中にとりこむ意味があるのかなと思います。

 

さて今回は「氏神様へのお参り」がテーマでした。

お参りの仕方があります。

1、まず礼をして柏手(かしわで)を打つことで、神様に「来ましたよー」と告げて下さい。柏手はできるだけゆったりとなさるといいですね。気持ちが落ち着きます。手を打つことで魔をよける(邪気を払う)意味もあるといいます。

2、次に自分がどんな人かをお伝え下さい。お名前・住所・生年月日です。神社で祝詞(のりと)をあげていただくと必ず「どこそこの誰それでいつ生まれたか、どんな願いがあってここに参ったか」を神主さんは唱えてくれます。神主さんは私たち一般の人間と神様をつなぐ役目をして下さっているのです。特別な時に神主さんが代わりにやって下さることを、日頃のお参りでは自分でやるということです。

3、そして、ご自分がお世話になっている土地を守って下さっているお礼を述べて下さい。「いつもこの土地を、そして私と私の家族をお守りいただきありがとうございます。」と心から感謝の気持ちをお伝え下さい。「そうかそうか、わかっているか」と神様は心の扉を開けて下さると思います。

4、そしてお願いごとです。心置きなく語るといいですよね。なるべく具体的にというのがポイントです。辛いことがおありでしたら、それも聞いていただきましょう。神様は受け止めてくれるはずです。お参りの回数を重ねるうちにお願いごとの質が変わってくるでしょう。

秘訣をお教え致しますね。 神様は本気でこの国のことを、あるいはこの地球のことを考え、よくあれと願い、かつ行動に移している人を強く応援していると感じます。ですから、「世の為人の為に自分の力をお使いください」いう願いは叶いやすいように思います。ノーベル賞を受賞した大村智先生も実践なさっていることですよ。

なお「氏神さま」の調べ方ですが、ご近所に代々住んでいる「氏子」さんにうかがうとよいですね。お祭りの時などに中心になっている方などです。あるいは、神社庁に問い合わせるとわかります。

最近は人手不足で、氏神様をお守りする常駐の方がいらっしゃらない神社が増えています。数か所の掛け持ちでお忙しいみたいです。我が家の近所の氏神様も3年程前、荒れてしまいそうな時がありました。神様に申し訳ないので、しばらくの間、1日と15日にお榊を取り替えに行ってました。そしてお参りすると、その時だけ風がさぁーっと吹き抜けていく感じが致しました。気のせいかもしれません。

お祭りのときなどは賑わいがあって、普段神様に祈ったりしない方でも、楽しさにつられてお参りされるチャンスですね。でもたくさんの方がいるということはそれだけいろいろな「気」が混在しているため「気」が散りやすくもあると思います。静かにゆったりと神様の「気」を感じたい場合は、なるべくなら雑気のない時がよいかもしれません。そうして「気」の済むまで神様に語りかけたり、ご神木に触れたりなさると「気」が晴れると思います。