芸術の秋・・・皆さまは如何お過ごしですか。
信頼するママ友のA子さんから、「小山実稚恵さん紫綬褒章受章」のお知らせをいただきました。
小山さんは日本のクラシック音楽における女性ピアニストです♪
チャイコフスキー国際コンクール第3位。ショパン国際ピアノコンクール第4位という快挙をなしたこともスゴイのですが、仙台出身ということから東北の復興のための活動もされたり、他分野で活躍されている方々とも交流なさったり・・・と人間としての幅のある方です。
小山さんの演奏会の常連であるA子さんを介して直接お話させていただいたこともありますが、飾らないお人柄に感じ入りました。
アンコールを何曲もサービスして下さった演奏会のあとだというのに、私のような音楽素人の感想にじっくり耳を傾けて下さるような方です。目をそらさずにきちんと伝えたいことを受け止めて下さる姿は聖母のようでもありました。
小山さんのピアノは、ただの音の振動を超えたものを確かに生みだしているのです。
それは共鳴なのだと思います。
同じ空間にいる人と共に世界をつくりあげること、それが「共鳴」ではないかと思います。
さて、昨日は週一日接している小学生の音楽会でした。
学校というところは行事があるために大変です。
それは小学校に限らず、保育園でも高校でも同じでしょう。
でも「発表の場」があることで子どもたちは大きな成長をしていくのだなと毎回感じます。
低学年は大きな口を開けて懸命に歌ったり、リコーダーを嬉しそうに演奏する姿にグッときました。
お家の方に見に来ていただきたくて頑張った子たちです。
満面の笑みで会場が明るく盛り上がりました。
リズムに合わせて踊り出す小さなお子さんがいた程です。
からだ全体で「共鳴」していることがわかりました。
中学年ともなると鍵盤ハーモニカのほかに和太鼓の演奏も披露して、日頃のわんぱくぶりが上手に生かされていました。
そして5年生はホルストの「惑星」から「木星」を大合奏して会場にゆったりした空気を生みだしましたし、6年生は映画「パイレーツ オブ カリビアン」から「He’s a Pirate」をリズミカルに演奏して盛り上げました。
音楽は、空気の振動が心にも共鳴して、心を揺さぶる働きがあるんだなぁと小学生の歌声や演奏を聴いてあらためて思った秋の日でした。
だとしたら、音は、音楽は、人の心を慰め、救う働きがやっぱりあるのですね。
あらためて音楽の可能性を感じています。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。