今日、授業で高2と高3に「人世の設計図」を描いてもらいました。
大きな夢を描く子もいれば、具体的に何歳の時に就職して結婚して出産して・・・と書く子もいます。
将来のことをイメージしてもらうのは、実はとても有効です。
特に映像として思い描くことができたら、それは実現しやすくもあります。
調理の仕事をしたい生徒、子ども相手のことをしたい生徒、ヘアメイクの仕事をしたい子、出版関係の仕事を志している生徒・・・それぞれ何歳で夢をかなえているか、いったん結婚を選ぶのか、その後子どもを産むのか、産むのなら何人か、などなど考えるのは楽しいことのようでした。
ひとり、「長くは生きない」と書いた子がいてぎょっとして、理由を尋ねました。
「だって衰弱して人に面倒をみてもらうのはイヤだもん」
「それくらいなら早く世を去ったほうがいい」というのです。
「だったら、最期のときまで元気に過ごせるようにって考えたら?」
というと、今度は
「うちは癌の家系なんです。早くに死んでしまう家だから、それは無理!」
「?」
「父は癌で亡くなりました。おじさんもそうです。おじいちゃんも癌でした」
さあ、こういう思いをもっている生徒に私はなんて返答したでしょうか?
また、皆様だったら、こういう思いをもっている生徒にどんな返答をなさいますか?
この続きはまた明日。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。