今日は魂についてのお話を致します。これまでの人生で不思議だな、どうしてだろと疑問に感じ、うすうす答えがわかっていたことに明確に答えてくれる本と最近出会いました。迎えの車を待つ数分の間たまたま入った図書館で棚から取り出した本が中学と高校で同級生だった友人が翻訳した本だったことは以前お話しました。それがきっかけで彼女の他の翻訳した本を２冊取り寄せたところ、これが私の求めていたものだったのです。２冊ともです。
「切り離された魂を引き寄せる過去世ソウルヒーリング」 精神科医＆ヒーラーブレンダ・デーヴィス著 三木直子訳
「あなたのオーラを輝かすチャクラ＆パワーストーンの癒し」精神科医＆ヒーラーブレンダ・デーヴィス著三木直子訳
素晴らしいこの２冊の本を紹介する前に、友人の三木直子さんについて私が知っている範囲でご紹介致しますね。
私が、好きなこと以外宿題もやらないで眠るような毎日を送っていた中学生の頃、選ばれた人しか通らない制度でアメリカに留学した天才的な人、それが三木直子さんです。制服のない学校だったから、ＧパンにグレーのＴシャツみたいなスタイルでいつも自由に行動し思索していた人だったと記憶しています。
彼女が１０代前半で留学したアメリカ本土からクラスに送ってくれた手紙を担任の先生が読み上げてくれた時、あまりに哲学的な内容に驚いたのを覚えています。「孤独とは、ひとりでいることなのではなくて、たくさんの人に囲まれていても心が通じないことなのだと、私は遠い異国でひしひしと感じています」というようなものでした。「おさぼり人生まっしぐら」だった私とは何という違いだったことでしょう。
その三木さんと同じ経験をしたのは、中学生の修学旅行の時のことです。東北への旅行でしたが、ちょうどその時風疹が全国的に流行し、現地に向かう電車で発症した友は途中下車して帰されていきました。健康にだけは自信のあった私は、何と平泉の中尊寺でぶつぶつが腕に出たのがやがて全身に広がり、次の目的地の秋田で強制送還されたのでした。その時一緒にＵターンさせられたのが三木さんだったのです。私の母と三木さんのお母さまは同じ特急で秋田まで迎えに来てくれて、顔にぶつぶつのある娘たちを引き取って東京に連れ帰ってくれたのでした。
母親同士は楽しく会話が弾んだそうですが、娘たちは熱でボーっとしていて、少なくとも私は秋田駅から家までの記憶は抜け落ちています。
さてその三木さんは高校卒業後ＩＣＵで勉強されて才能に磨きをかけ、やがて翻訳の仕事に従事されたのは知っていましたが、どのような活動をなさっているかは全く知ることなくついこの間まできました。「風疹」の次の出会いがつい最近の図書館での本との出会いといってもよいくらいです。
今回三木さんご本人の許可を得て、内容の一部を紹介させていただくことになりました。２冊の本の著者のブレンダさんと三木さんとは、本の著者と翻訳者という関係に留まらず、ヒーリングのワークショップを共に開催する間柄のようです。その本の冒頭は次の通りです。
私たちの魂は、はるか昔に始まり、ほとんどの人にとっては、まだこれからずっとずっと続いていく旅路の途中にあります。その旅路についてよりよく知り、私たちという存在の真の姿を理解するとき、私たちの人生は計り知れないほど豊かなものになります。
誕生と死を、人生において同等の価値を持つ出来事として尊重し、その両方にしかるべき霊的な意味合いを与えたとき、私たちは、古くて賢い魂を歓喜をもって人生の始まりに迎える一方で、私たちが「死」と呼ぶ瞬間には、自らが選んだ地上での仕事を終えた魂を解放することが可能になるのです。（中略）
死も生きることの一部にすぎないと理解したからといって、悲しみがなくなることはないかもしれません。でもそれによって私たちは死に対する恐怖から解放され、そうした理解を持たない人には得られない豊かさと喜びを、喪失の中にさえ見出すことができるようになるのです。（中略）
私たちはみな、すでに幾度となく現世での滞在期間を完了しています。そして私たちのほとんどは、私たちが神と呼ぶ、魂の偉大な全体性に最終的に戻る前に、まだこれからの生を生きることになります。私はこの本で、あなたが急いで戻るように勧めているわけではありません。そうではなくて、学びのプロセスを楽しいものにし、あなた自身や他の人への愛情に満ちた、可能な限り豊かなやり方で完結への道のりを歩んで行く方法を提案したいのです。
続きはまた明日。