魔法を起こす言葉

梅雨とは思えない程の晴天の一日でした。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

国内外、今日も色々なことが起こっています。

胸の痛むこともあれば、嬉しい報せも入ってきています。

私自身にはある変化が起こっていて驚いています。

 

今日、勤務している学校では避難訓練がありました。

ちょうど暑いさなかのこと、校庭に全校生徒が揃って、行動の振り返りをして・・・

炎天下ともいえる陽射しのもと、立っていること十数分。

勿論、日傘無しです‼

 

日光アレルギーの私にとっては、過酷なことです。

 

ところが、どうやら体質が改善されたようで、アレルギー症状が出ていません‼

 

これは不思議なことです。

 

ちょうど二十歳の頃から、この方、雲っていたとしても日傘なしでは暮らしてこられなかったのです。

ほんの数秒の間でも、お日様の下では日傘や帽子や長袖の服など、紫外線から身を守るものを身につけずにお外にいるというのは考えられないことでした。

それが、今日、およそ30年の悪夢から解放だれたことを身をもって体感しました。

今年から飲み始めたものの効果なのだろうとあらためて感謝です。

 

帰りがけには、私が今勤めている学校にやってきた年に出会った生徒が、訪ねてきました。

2011年の、ちょうど震災の年に、というか、まさに震災のあったタイミングで、渋谷にある進学校から今の学校にやってきた年に出会った生徒たちです。

「表現」という内容の授業を自分なりに工夫して、あれやこれや取り組んでみた、その最初の教え子たちなのです。

 

ただ文章を書くだけではなく、ほんの本のポップを作ってもらったり、文集をつくったり、エッセイを書いてもらったり、清少納言になりきってもらって「わたしの枕草子」を書いてもらったり・・・

そのほかにも俳句作り、お世話になった方への御礼状・・・などなど思いつくままにありとあらゆることに生徒と共にチャレンジしたのでした。

今どきの若者は・・・なんてことを言う方がいらっしゃいますが、実際はそんなことは全くありません。高校生の感受性は実にみずみずしく、しかも柔軟です。考える道筋すら示すならば、優れた思考力を発揮します。

もしそうなっていないとしたら、可能性にこちらが気づいていないだけのことです。

 

その年に私が心がけたのは、素晴らしい能力を潜在的に持っているのに、まわりも自分もそれに気づいていないという状況を何とかしたい、ということでした。

そこで、せっかく着想したステキな考えを新聞に投稿してみましょう!ということをしてみました。

すると一年間で、なんと十数名の作品が毎日新聞・朝日新聞の読者欄に掲載される、という快挙を成し遂げました。

 

今日の放課後訪ねてきた生徒のひとりも、ボランティア活動した楽しさと得たことを素直に表現したものが評価されて、毎日新聞の「みんなの声」欄に文章が掲載された子でした。もう社会人として、顧客の目線から品物のニーズを考える人に成長していました。もう一人の生徒は私は直接指導したことはないのですが、透析が必要な患者さんに対応する専門のお仕事をしているのだそうです。

 

彼女たちと別れてさて帰ろうとしたところ、今度はこの春卒業した生徒と鉢合わせ。目的意識の高い彼女は、希望の大学に合格して、うっすらお化粧もして、美しい笑顔を見せてくれました。こんな時、本当に幸せだなと感じます。

 

さて、今年度も久しぶりに「表現」の授業を担当しています。

3分間スピーチをしてもらっているのですが、世の中の出来事に関心を持った素敵な内容が多いので、投稿を薦めています。その中のひとりの作品が、明日の毎日新聞の「女の気持ち」に掲載されるようです。新聞社からその旨の電話があったそうです。お読みいただけたら幸いです。

 

さて、昨日の質問の答えです。

魔法の言葉とは・・・

 

それは「ありがとう」という感謝の言葉です💛

 

感謝の言葉、感謝の気持ちは、無限の広がりを持ちます。

そしてこれ程強い、これ程エネルギーに満ちたものはありません。

「ありがとう」の作用は、「ありがとう」の反作用を生み、どんどん強まるのです。

 

生きていることにありがとう。

日々の食べものにありがとう。

健康にありがとう。

まわりにいてくれる家族・友人・同僚にありがとう。

蛇口をひねれば出てくる水の存在にありがとう。

世の中を照らしてくれるお日様にありがとう。・・・日光アレルギーだった私は「お日様が苦手」と言ってました。太陽は神さまの象徴なのにね、なんてことを言っいたのでしょう。

仕事があることにありがとう。

職場まで運んでくれる乗り物にありがとう。

郵便や宅配のお仕事して下さっている方にありがとう。

仕事をしている間に、おばあちゃんを見てくださっているデイケアセンターの皆さまにありがとう。

 

きりがありませんね。

全てにありがとう、なんですね。

感謝していると、身体がポカポカしてきませんか。

病気ですら退散していくかもしれませんね。

退散しない病気は、意味があるのでしょう。

 

感謝は循環をよくするばかりか、よいものを引き寄せるパワーを持っています。まるで磁石のようです。

自分が感謝の気持ちを持つと、目の前の方の感謝の気持ちを持つようになります。まるで鏡のようです。

感謝の言葉はある時は清涼剤の役目を、ある時は暖炉のような役目を持ってくれるでしょう。

 

魔法の言葉「ありがとう」は万能選手ですので、いつでもどこでも惜しみなく使っていきましょうね。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。