年が明けてあっという間に睦月1月も最終週に突入しました。
今週金曜日は如月の3日で節分。
そして土曜日4日は立春です!
つまり本当の意味での「節代わり(ふしがわり)」となります。
それで今日は、いよいよ始まる2017年の皆様の運勢を九星気学から観てまいりますね。
今年は丁酉(ひのととり)で、一白水星(いっぱくすいせい)の年です。
2017年の一白水星(いっぱくすいせい)の運気
今年は「一白水星」は自分の星(本命星)が中宮(ちゅうぐう)つまり真ん中の部屋に入ります。
真ん中にくるとは、本来五黄土星(ごおうどせい)が占めている場所(部屋)に一白水星が今年は入るということです。節目の年でもあります。「五黄」は「土」、「一白」は「水」で、「土剋水(どこくすい)」という関係で、部屋に入る「一白」は居心地が悪く、部屋を貸す「五黄」にとってもあまり嬉しくない関係です。土は水を汚し、水は土によって清らかさが保ちにくいということだからです。
また、真ん中に位置すると全体が見渡せることから、この星の人が通常はは持たない「慢心」や「驕り(おごり)」の気持ちを持ちやすくなるということになります。ですから「自信過剰」はNGです。
また自分が見渡せるということは、周囲からも「見られる」ことにもなりますので、軽はずみな行動を控えることも肝心となります。
一白の人は今年は、焦らずゆったりとかまえることが運を招き寄せると言えるでしょう。本来クールな知性派の一白ですから、熟慮をキーワードになさって下さい。来年2018年は「六白」の場所に入り活躍が期待できますから、今年は来年はばたくための雌伏の年と考えて、じっくり計画を練っておくことも大切です。
「水」の気質を持つ「一白水星」の人の持ち味は、水のような順応性です。水は方円の器に従うの言葉通り、どんな環境にも上手に適応する柔軟な気質ですので、自説に固執せずに今年を過ごして下さい。冷静な頭脳と情に脆いくらいの優しさが本来の一白の方なのですから。
2017年の二黒土星(じこくどせい)の運気
今年の「二黒土星」は北西の「六白金星」の部屋に入ります。「乾宮(けんきゅう)」と呼ばれる場所です。「六白」は「金」、「二黒」は「土」ですから、「土生金(どしょうきん)」という「生みだす関係」でどちらにも相性がよいと言えます。
本来、大地の土のように地道にこつこつと万物を育成する「二黒」ですが、今年は盛運でパワーアップの年です。
これまで努力して蒔いた種が実り、積極的な行動が周囲に期待され形となります。とにかく勢いがあるので、活発で忙しい一年となるでしょう。
仕事をしている人は、目上の引立てがあったり、何かと協力してくれる存在が現れる年廻りです。責任ある仕事も任されることが予想されますので、本来の堅実さを大切にして誠意をもって対応することで、万事スムーズに進みます。
旺盛な運気はさらなる自信を生み、大きな飛躍もありますし、滞っていた問題も解決に向かうでしょう。ただし強気の押し売りは禁物です。大切にしてきた仲間や家族の支えあっての今年ですから、コミュニケーションを忘れずに過ごして下さい。
もともと慈愛の気持ちの強い二黒ですから、家庭運や結婚運にも今年は恵まれます。真面目な交際から結婚に発展することも大いに考えられます。既に家庭のある方は、活発な運気ゆえにどうしても外に目が向きがちですから、支えてくれる家族にも心を向けることが大切です。
2017年の三碧木星(さんぺきもくせい)の運気
今年の「三碧木星」は西の「七赤金星」の部屋に入ります。「兌宮(だきゅう)」と呼ばれる場所です。「七赤」は「金」、「三碧」は「木」で「金剋木(きんこくもく)」という関係です。「木」が美しく保たれるにはある程度の剪定が必要ですので、「木」にとってはまずまずの有難い部屋と言えます。
西の七赤の場所は、楽しく活発な交流やおしゃべり、華やかなお付き合い、親しい間柄との会食などの意味を持ちます。「口」にまつわることが、今年は良くも悪くもキーワードとなります。
つまり、ついついうっかりの失言や、お付き合いが広がっての出費増、美味しいものの食べ過ぎに注意が必要ということです。
本来、好奇心に溢れて活発で行動力もある「三碧」ですから、楽しい交際が期待できる今年はうきうきと心も浮き立ち、喜びに満ちた一年となるでしょう。社交の場に誘われることも多くなります。おおいに参加して下さい。よき友人、異性との出会いも今年は期待できそうです。
「三碧」には稲妻の象意もあります。ピカっとひかる雷鳴のごとく、瞬発力がこの星の人の持ち味です。また稲妻のギザギザは「光」のほかに「音」もあらわします。活発に話す能力に、今年は楽しく話すことが加わりますので、そんなことからも今年は賑やかで楽しい交流が用意されていると言えるのです。
ただし共鳴という言葉の通り、自分と同じテンションの人が集まりますので、遊びが目的なら遊び相手が、真剣なお付き合いを望むなら誠実な人が引き寄せられるでしょう。
2017年の四緑木星(しろくもくせい)の運気
今年の「四緑木星」は北東の「八白土星」の部屋に入ります。「艮宮(ごんきゅう)」と呼ばれる場所です。「八白」は「土」、「四緑」は「木」ですから、「木剋土(もっこくど)」という関係です。
「木」は「土」の栄養を奪い、「土」は「木」によって耕されると考え、気学では「相剋」の関係といいます。
「相剋」とはいうものの、「木」は「土」なければ育たず、「土」は「木」がないと耕されずに固い使いものにならない存在となります。つまり相手によって変化させられる関係ということです。
ということは、今年の「四緑」は望むと望まざるに関わらず変化の年であるといえます。
「四緑」の男性はもともと爽やかでスマートな印象を与えますし、女性は社交的で愛嬌があり好かれます。優れたバランス感覚を生かすためにも、今年は「変化」の波に上手に乗ることが鍵となります。
仕事に関しても、方針の転換などが起こってくるでしょうが、周囲の意見を無視した一方的な行動は反感を買ってしまいます。持ち前の調整能力を生かして、伝達などのやりとりをこまめにして下さい。
「八白」の部屋にいることから、不動産の問題も起きるかもしれません。「土」を動かすのによい時期を考えて増改築などはおこなって下さい。
これまで進めてきた計画の見直しもあるかもしれませんし、いったんストップがかかる事案も考えられる年廻りですが、かえってよい結果に至ると信じて、心にゆとりを持って内側の豊かさを第一になさって下さい。将来の布石になっていきます。
2017年の五黄土星(ごおうどせい)の運気
今年の「五黄土星」は、南の「九紫火星」の部屋に入ります。「離宮(りきゅう)」と呼ばれる場所です。「九紫」は「火」、「五黄」は「土」ですから、「火生土(かしょうど)」という関係になります。「火」は燃えると「土」になることから「火土同根(かどどうこん)」とも言われ、よい相性です。居心地のよいお部屋で一年過ごせると言えます。
また「離宮」の場所は「南」です。どこにいても太陽のように輝き(華やか・派手)目立ちます。自分を売り込むのに適しているともいえます。過去の行動や実績が表面化して認められる反面、秘密にしていたこともまた露呈されるということがある年です。
離合集散は悪いばかりではなく、マンネリしたことがすっきりするチャンスにもなりますし、溜まった物事のデトックス効果になることも予想されます。失いたくないものがある場合は、先回りして自分から何かを手放すことで、守られることがあるようです。いわゆる断捨離の効果です。
精神的には、本来自信家の五黄の人が、「火」の象意を受けて感情的にカッとなることも考えられますが、感情のコントロールと穏やかな物言いを心がけて下さい。「離」の作用で人が離れていかないように注意が必要です。
カッとなることも多くなりますが、ピンとくることもまた今年の特徴です。インスピレーションが冴えるのです。優れた直感が、五黄の強運と結びつけば好調な運気を引き寄せることができるでしょう。
2017年の六白金星(ろっぱくきんせい)の運勢
今年の「六白金星」は北の「一白水星」の部屋に入ります。「坎宮(かんきゅう)」と呼ばれる場所です。「一白」は「水」を、「六白」は「金」を意味し、「金生水(きんしょうすい)」のよい関係です。ところが、南に「五黄」がいることから、北の坎宮に「暗剣殺」がつくのです。この一年、気苦労が多いかもしれません。
そんなときには守りに徹することが安全です。少しでも迷いがある場合は、一時ストップするか先送りするのが賢明です。
生まれながらに「長」としての活躍ができるのが六白の人です。明晰な頭脳と、恵まれた環境、そしてリーダーとしての品格を身に備えているのがこの六白の人なのです。
それが、今年は本来活躍できるはずがすんなりとはいかないのです。
そんなときに何を感じ、何を思うかが今後の六白のひととなりに大きく影響を与えます。「強い」ものが強さを思うように発揮できない時がむしろおのれを磨く好機です。「弱い」ものの気持ちに思いをいたし、うまくいかないのが能力にだけ問題があるのではないということに気づくチャンスです。
つまり今年の過ごし方によって、人の心がわかり慕われるリーダーとなるか、無理やごり押しを強いるワンマンな人物となるかの分かれ道になるといえるのです。
北に位置する時は、研究活動などの学びにはもってこいです。自己研鑽に励むことがこれから訪れるチャンスを生かすことにつながっていくのです。
2017年の七赤金星(しちせききんせい)の運勢
今年の「七赤金星」は南西の「二黒土星」の部屋に入ります。「坤宮(こんきゅう)」と呼ばれる場所です。「二黒」は「土」、「七赤」は「金」ですから「土生金(どしょうきん)」というよい関係です。昨年思うようにいかないことが多かった七赤に徐々に本来の明るさとやる気が戻ってきます。
どの星よりも楽しいことが大好きな七赤の人は、楽しいことと同じくらい「おしゃべり」や「美味しいもの」も大好きです。「楽しいこと」と「美味しいもの」が合わさった「旅行」などはこの星の人の喜ぶものの筆頭です。
手先の器用な人が多いのも特徴です。まさに多芸で趣味をたくさん持つ人も多いでしょう。
そんな、楽しいことが何より好きな七赤の人が、今年は二黒の部屋に入ったことで運気が上昇します。昨年冷たい北風にさらされていたのが、今年はポカポカした陽気の南西に位置しますので、前向きに行動を始めたいというやる気が起こります。
仕事も少しずつ上昇する運気の波に乗り、家庭も穏やかで明るい雰囲気に包まれます。
いっきに昇りつめようとするのではなく、二黒土星の象意の通り。堅実に一歩一歩地ならしをするつもりで進んで下さい。長期的な視野で見ていくことが成功につながります。
ソフトなムードとチャーミングな明るさが魅力の七赤の人にとって人との交際はもともと楽しいものですが、今年は新しい出会いもあり、誠実なおつきあいは豊かな実りをもたらすでしょう。
2017年の八白土星(はっぱくどせい)の運気
今年の「八白土星」は東の「三碧木星」の部屋に入ります。「震宮(しんきゅう)」と呼ばれる場所です。「三碧」は「木」、「八白」は「土」ですから、「木剋土(もっこくど)」の関係です。東は今年の「歳破」の方角でもあります。今年は酉年ですから「酉(とり)」と反対の「卯(う)」の方角、つまり東が歳破なのです。
そのことを踏まえていえるのは、今年の八白は全体的には、上昇する運気にいながらも調子に乗らずに慎重さをもって行動するのがよい年と言えましょう。
東の発展する運気をまといますから、活動範囲が広がり発展的な気分となります。新しいことにチャレンジする気概も出てきます。向上心もあふれ出てくることでしょう。
好調なときはとかく勇み足や、行き過ぎや行き当たりばったりなどの失敗もおこしがちになりますので注意が必要になってきます。
大きな山にたとえられる八白の人は、何事にも動じない不動で頑固なところと、改革変革の気運とを併せ持っているといえます。
凝り性で何事もきわめていくのもこの星の人の特徴といえましょう。
仕事の面では、独断専行をせずに専門家や周囲の知恵に耳を貸し、冷静に判断することで物事はスピーディに進んでいきます。
諸事やりすぎに注意して、優先順位を考えて着実にこなしていって下さい。
出会いの場もありますので、思いやりの気持ちをもつことで、恋愛から結婚に発展することは大いに考えられます。お見合いや、友人知人を通しての関係も大切になさって下さい。
2017年の九紫火星(きゅうしかせい)の運気
今年の「九紫火星」は南東の「四緑木星」の部屋に入ります。「巽宮(そんきゅう)」と呼ばれる場所です。「四緑」は「木」、「九紫」は「火」ですから「木生火(もくしょうか)」のよい関係となります。
「巽」は「たつみ」とも読みます。交際が広く社会や他人のために尽力・貢献することが好きであることをあらわします。
九紫の人の華やかさと明るさに、四緑の特性である柔和で温順な素質が加味されて、交際も盛んとなるなど幸運を呼び寄せます。
交渉事もうまく運びますし、良縁にも恵まれ、まさにチャンス到来の年であるといえましょう。
「火」の気質を持つ「九紫」の人は、概して情熱的で派手さや華美なところも持ち併せ、輝くことで自分の存在を確認するところがあります。プライドの高さも相当です。気移りの激しさも持っています。
本来のセンスの良さと聡明さを生かすには、「和」を大切にすることです。人との関係を宝と認識することで、自分の力も生かされます。自分を生かすには、まず人との関係を重視することです。
人の集まるところには積極的に出かけて行って、そこでのご縁をさらなる発展に生かしていくことが今年の九紫には可能です。
以上、九星気学の観点からみた今年の運勢でした。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。