生まれてはじめてブルーベリーの摘み取りを体験してきました。横浜線沿線のとある庭園です。
長男の学校で知り合ったママ友のお誘いでした。PTA不要論というのも世の中にはあるようですけれど、忙しい中、学校のためにと活動する保護者の方たちとご一緒すると学ぶことばかりです。手をあげて「やります！」というのは幾つになってもドキドキしますし、実際には大変なこともないとは言いません。
けれどもこれまで大概の場合は、そこで出会った方たちとのご縁は貴重なものとなっています。
PTAばかりではありません。子どもを通して出会うことのできたママたちは、宝ものです。このブログもたくさんのママ友たちが読んで下さっているみたい。あらためて、ありがとうございます。
今日「来ない？」と声をかけて下さったのは、ベニシア流生き方のよく似合うM代さんでした。自宅のお庭で様々なお野菜を育て、ヴェジタリアンでもあるM代さんは、華奢な身体に似合わずパワフルな方なのでした。イギリスの貴族の生まれで、今は京都で自然と共に暮らしているベニシアさんとイメージが重なる理由が今日わかりました。
かつて広大な北海道の地で学生生活を送った彼女は、就職のため東京に帰ってきて戸惑ったそうです。そして生き方を模索する日々が続いたあるとき、「旅にでます！」と船に乗って上海へ。そこを経由してネパール・インドと旅した最後にたどりついたのが聖地チベットでした。
魂の求めるがままに放浪すること半年。ドラマチックな出会いを経験し、後ろ髪をひかれる思いで帰国した彼女を襲ったのは無力感だったといいます。悠久な時の流れに半年身をまかせた経験は、カッチリした枠の中に彼女をとどめておかなかったのでした。
「どうやって生きていけばいいの？」と帰国後しばらく引きこもった後、かねてからの夢である「牧場」への就職が決まったそうです。
今は穏やかに、専業主婦としての生活を満喫されているけれど、山羊なんか飼ってハイジのように暮らす夢はこれからも持ち続けていくようです。
孟子の生き方に惹かれているという博学のEさんや、老子の無為自然が性に合っているというNさんと共に摘み立ての甘いブルーベリーを頬張るうちに、だんだんとどれが甘いか酸っぱいかわかるようになり、野生のクマのような気分を味わった一日となりました。
さて今日は、いろいろなことを試して夢を実現されているM代さんにふさわしいこの曲。そして人生を真剣に生きていこうとする全ての人に安らぎを与えてくれる名曲です。
映画サウンドオブミュージックの中で、家庭教師先の男性との愛を意識して戸惑ったマリア（ジュリー・アンドリュース）が修道院に逃げ帰ってきてしまう。そんなマリアを修道院の院長であるマザーが優しくさとすように歌うのがこれです。男性を愛するのも神への愛も愛に変わりはないでしょ、全てを追い求めていいのですよというメッセージかなと思います。
CLIMB EVERY MOUNTAN
Climb every mountain, 山という山に登ってごらんなさい
Search high and low, 高い山も低い山も探ってごらんなさい
Follow every byway, 脇の道にも寄ってみてごらんなさい
Every path you know. 知っている限りの小道をね
Climb every mountain, 山という山に登ってごらんなさい
Ford every stream, あらゆる小川の流れに沿って歩いてごらんなさい
Follow every rainbow, 虹という虹を追っていきなさい
Till you find your dream あなたの夢が見つかるまで
A dream that will need 夢をつかむのに欠かせないのは
All the love you can give, あなたの与えうる愛なのですよ
Everyday of your life 人生のいつもどんなときにも
For as long as you live. あなたの命の続く限り
Climb every mountain, 山という山に登ってごらんなさい
Find every stream, あらゆる小川の流れを渡って進んでごらんなさい
Follow every rainbow, あらゆる虹を追いかけてごらんなさい
Till you find your dream あなたの夢を見つけ出すまで
なお、素晴らしい演技と歌声で人々を魅了する主演のジュリー・アンドリュースは優しいお花の乙（きのと）の顔をした「庚戌（かのえいぬ）」の魁ごうの人。
日本の女優の十朱幸代さんとジュリー・アンドリュースはイメージが少し重なるのですが、彼女はキラッと光る辛（かのと）の顔をした「庚辰（かのえたつ）」の魁ごうの人。
四柱推命、奥が深いです。
本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。
あなたがあなたの夢に近づけますように。