We Shall Overcome by Joan Baez(ウィ・シャル・オーバーカムbyジョーン・バエズ)」

これから授業に行こうとするときにスマホに電話が入りました。この春卒業した生徒からでした。会ってお話を聞いてもらいたいことがあるとのこと。全ての授業が終わる頃に彼女はやってきました。

実は彼女のことは教えたことは一度もないのです。それがどういうご縁か慕って訪ねてきてくれる、不思議なものです。

「出会う人は皆自分の人生に必要な人ですよね」と彼女Mさんはケロッと言いました。今日の名言です!ブログに使わせてと言ってメモをさせてもらいました。18歳の女の子のセリフとは思えませんよね。

お話を聞くと、いやはやMさんのまわりも不思議なことばかり。そう、Mさん、気配を感じとる才能のある子だったのです。いわゆる霊感が強いタイプということだと自分で言ってました。「それで先生のところに引き寄せられたんです」とも。

ほかの人に話しても信じてもらえないことも、私ならわかってもらえると思って来てくれるのだそうです。私自身は霊感はないのですけれどね。何かが見えるといったこともないから助かっています。ただ不思議な出会いはしょっちゅうです。ほぼ毎日。必要なものはやってくる、そうでないものは去っていくと最近つくづく思います。

だからしがみつかない。手放すと、あらあら不思議、さらにすごいことが起こったりするのです。だから神様は見ていて下さる、仏さまは見守っていて下さる、自分を導く何かに従っていけば多分大丈夫、そんな確信を持てるようになりました。だって、この鑑定のお仕事をさせていただくようになってから、いやなことがあまり起こらなくなっているからです。

その秘訣は、「目の前の人の幸せを願う」ということです。ただそれだけ。比較的博愛精神を持つ私はこれが得意なのですが、難しいのが家族です、私の場合。「それじゃだめじゃん!」と昇太さんに言われてしまいそうです。

だから修行はまだまだ続きます。

さて、Mさんの不思議なお話は、枚挙にいとまがない程でしたが、最近のエピソードはこれ。つい先週がご両親の結婚記念日で、忙しいご家族それぞれ時間をとってお寿司でも食べにいきましょうといざ家を出ようとしたところ、一本の電話が・・・

おばあちゃまのことでの呼び出しだったそうです。ちょっと大変なことが起こった、来てもらえないかと。行かないわけにはいきません。どうもおばあちゃま、道に迷って警察のご厄介になってらしたのだそう。それでお寿司も、そのあとのケーキも流れてしまったわけですが、このご家族ただものじゃありません。

「よかったね!」と言い合ったというのです。霊感の強い人々だから、天国までカウントダウンだと何となく勘付いたらしいのです。元気なおばあちゃまの姿を見るように、結婚記念日というタイミングでおばあちゃまが呼んだのだと捉えたというのですから、あっぱれです。

ケーキは私がご馳走しました。普通の人に見えないものを「感じる」し「見える」ご家族の話はまた機会があったらご紹介しますね。Mさんは実はある業界からはひっぱりだこの子なのですが、彼女をもっとも特徴づけているのは思った通り「目上の引立て」を意味する「印綬」でした。

 

さあ今日の一曲のコーナーです。

フォークの女王と尊敬をこめて呼ばれたジョーン・バエズの名曲。「勝利を我らに」とも訳されるこの歌。

We  Shall Overcome by Joan Baez

We shall overcome, we shall overcome,

We shall overcome someday;

Oh,deep in my heart, I do believe,

We shall overcome someday. 

 

We’ll walk hand in hand, we’ll walk hand in hand,

We’ll walk hand in hand someday;

Oh,deep in my heart, I do believe,

We shall overcome someday.

 

We are not afraid, we are not afraid,

We are not afraid today;

Oh, deep in my heart, I do believe,

We shall overcome someday.

 

私の持っているCDに収められているのはここまでなのですが、調べていましたらこのあとまだ次のように続くようです。

We shall live in peace.

The Lord will see us through.

We’re on to victory.

The truth shall set us free someday.

訳してみます。

心の奥深くで信じている、私たちは乗り越えられるんだということを。共に手をとりあって進もう、いつか乗り越えられると信じて。私たちは決しておそれない、勝利は私たちのものだから。平和のうちに生きていく、そこに勝利は宿るのだから。神も私たちを見守っていて下さる、間違いなく勝利は私たちのもの。そして真実こそが私たちを自由にしてくれる、いつの日か勝利は私たちのもの。(細かいところは目をつぶってニュアンスのみ受け取って下さいませ)

さらに調べてみると、色々なバージョンが見つかりました。要するにこの繰り返しのメロディに乗って歌うことができればOKなんでしょうね。

 

私たちそれぞれの人生って、実は生まれる前に自分で選んで、納得して、「今回はこういう使命のもと、こんな人生航路を歩みます」とおおよそのことはわかって生まれてきたといいます。そして最近どうもそんな気がいたします。

しかし、それにしても試練は続くよどこまでも、とついこの間まで思っていました。そんな試練の真っただ中にいる時の自分への応援ソングが、このバエズの曲でした。We Shall Overcome! 何という力強い言葉なのでしょう。それもそのはず、この歌はアメリカでは人種差別撤廃の公民権運動で声高らかに歌われたものだったのです。

賛美歌がもとにあるため、力強さの中に崇高な美しさがあるように思います。

主語がWeであるのも、ひとりじゃないよ、仲間がいるよ、だいじょぶだからね、というメッセージに思えます。

そう私たちはひとりぼっちではありません。

God be with you♡今日もよい日でありますように。